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Posted by ミリタリーブログ at

2012年08月31日

仕事に価値を見いだす必要はあるが 深刻になりすぎてはいけない

出勤前の夕刻、世間は夕餉の団欒の中、心安らかに過ごしているころ。わたくしはひたすらキッチンのレンジの前で格闘していた。
「カレー」だ。
何を血迷ったか我が家にはこんなルールがある
『カレーは俺が創る』
今となっては完全に誤算だ。

はるか昔、娘がまだ小さかった頃、一度作ったカレーが大変評判で、いい気になったわたくしは余計な事を言ってしまった。
『カレーが食べたくなったら言いなよ。とびっきりのカレー作るからさ』これだから若さってヤツは・・・。以来、月に二度ほど声が掛かる。
その頃は夜勤ではなく、まるで小学生のように夕方には家にいて、家事の殆どをわたくしがやっていた。その時に言ってしまった事を
今でも押し付ける家族って・・・まぁいい。嫌いじゃないからな。『射撃も包丁裁きも日頃の鍛錬で決まる』と思う。そう思いたい。
例えばタマネギのスライスやりんごの皮むきなんて、やらなきゃやらないだけ遅くなる。せっかく出来ることを無駄にしたくは無い。それに料理ができる漢(おとこ)はモテる・・・らしい。 今のところ実感できていないが、そのうちワンサカ女子か追いかけてくるに違いない。
実に楽しみな老後だ。・・・フッフッフ

への役にも立たない夢は置いといて、さっそく取り掛かる。まず30Φの寸胴を用意する。この寸胴は銅製で高価なモノだが、大昔バイトしていた店で餞別にいただいた大切な鍋だ。故に「てっぽさん専用寸胴」なのだ。
直径300mm高さ350mmの寸胴がいっぱいになるまでタマネギをスライスする。厚さは3mmほどで統一、ひたすら刻む。
この趣味を始めて良かったのはタマネギを刻む時に掛けるゴーグルだ。オークリーのレプリカゴーグルを買ったはいいがゲームでは使いにくく困っていた。
持て余していたゴーグルは今やタマネギ専用ゴーグルに変わった。実にイイ。最高の使い心地だ。
包丁にも拘りがあるが、こんなご時世なので銘柄はふせておく。ちなみにペティーナイフしか使わないのが拘りだ。理由はブレードがしなやかで十分な刃渡りがあり、しかも軽い。複雑なカットから単純な刻みまで何でもこなす。料理がお好きなら、少々高くても包丁は良いモノをお薦めする。そう、ここでも共通する『良いモノは使いやすい』のだ。高ければ良いわけでは無いし、安物は所詮安物なのだ。
ほどなくしてタマネギの刻みが終わる。休日ならここで、わたくしに"燃料"を補給する。料理をするときは決まって白ワインだ。
理由は簡単だ。白ワインはたいていの炒めに使う。手元に置いてあるから呑む。こういった図式なのだ。
無塩バターを投入し炒める。弱火で焦がさないように、手を休めることの無いようにじっくりと優しく。
寸胴の口いっぱいあったタマネギは3分の1くらいになった。まだまだ工程はたくさんある、急がなければ。
同時進行で磨いでおいたタイ米をサフランジュースに浸し、炊飯器にセットする。「ウウゥゥゥン・・・・」炊飯器の作動を確認しレンジに戻る。
フライパンにサラダ油とバターを敷き肉を焼く。今日はポークにしてみた。サイコロ状にカットしたポークがフライパンの中でワルツを踊る。
すかざずブランデーのシャワーを浴びせ情熱のダンスはクライマックスへ。ここでダンスチームに中座してもらい、フライパンに野菜たちを投入する。我が家のカレーには必ずセロリが入る。嫌いな方には拷問だが、我が家では常備野菜のひとつなので都合が良い。
細かくカットされたセロリに面取りしたニンジン、先ほどとはカットの形状をかえたタマネギがサンバを踊る。
踊りつかれてシンナリしたら先ほどの肉を載せフライパンごとオーブンに入れる。
しばし待つ。その間にルーを作る。別のフライパンにバターを敷き小麦粉を炒めカレー粉を合わせる。焦がさないように、しかし大胆に・・・完成したルーを寸胴でブイヨンの風呂ですっかりリラックスしたタマネギに加えてやる。そのとき、前日にブレンドした香辛料とブーケガルニを添えてやる。
オーブンから素晴らしい薫りが漂い、完成が近いことを教えてくれる。わたくしはレオンとお揃いのブタの鍋掴み"ピギー"を手にはめフライパンとジルバを踊る。
寸胴の演者たちが主役を待ちわびている。
『さぁ思い思いに演じるがいい』わたくしに促され、寸胴に肉たちが駆けていく、ちょうど炊飯器もサフランライスの完成を祝っている。
まぁ待て、寸胴の役者たちは今や遅しと出番を待っている『もう少しだよ』わたくしは優しく声をかけて時計を見る・・・

時計を見た・・・・・

完全に遅刻だ

わたくしは会社でコンビニカレーを泣きながら食した。  ウン、うまい。

道具ってヤツは生き物だな


Tu confirmeras une horloge.


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:14Comments(2)ショート・ショート

2012年08月30日

よし!桜の24時間監視は中止!

先日貰った10年ぶりの「お盆休み」はわたくしに暗い影を落とし続けた。何をやろうにもコイツはわたくしの裾にしがみつき、行動を抑制しようと踏ん張る。
わたくしは主に夜、活動する。黒ずくめのダーティーな正義の味方でもなければ、不眠症の世直しタクシー運転手でもない。
しかし、極稀に24時間や36時間と言った、キチ〇イみたいな待機任務があり、主に金曜からソレをこなすことが多い。
今までは稀だった。そう、稀だったのだ。年に2回くらい周ってくれば多い方で、しかも事前に。しつこいくらい事前に命令がきていた。

例の休み明け。いきなり小躍りの上司に「待機任務」を命令されたのを皮切りに『来月も数回ある』との情報がわたくしの部署に流れた。
一様に皆、動揺し、中には保身の為の買収工作まで始めた輩まで表れる始末だ。
『子供の運動会があるから、ちょっと・・・』とか『うわぁ。その日から旅行の予約入れちゃったんでぇ』など、後から後から出るわ出るわ。
しかし「何日にやる」という明確な日付を言われてないのに予約とはどういうことなのか?それだけ人気の無い「待機任務」。当然わたくしも避けたい。
『俺もさぁ今月はダメな日があ・・・』いい終わらないうちに上司が割り振り表なんていう恐ろしい紙をホワイトボードに貼り付けた。

『みんな嫌なんだから決めさせてもらった!!異論は認めん!!』

うむ、民主主義では無いが仕事とはそういうモノだ。まとまりもしない事をグダグダ話すより何倍もイイ。たまには上司もやるではないか・・・
『んがっ!!!』 よりによって24時間耐久の日に跨っている。何て事しやがる。
しかし、異論は認めんと言われ、皆にそれに従うべきと促してしまった手前、いまさら『この日は無理で~す』なんて言えない。
上司が部屋から出て行くと、皆が騒ぎ出した。この混乱に乗じて何とか日付を変更しようとわたくしも外交工作を開始する。
「出ない」とは言ってない。「違う日に変えたい」のだ、誰かしら名乗り出てくれることを信じ、必死に交渉をする。
・・・・・
サミットは閉会し日勤者たちは帰っていった。議場に残ったのは交渉に失敗した外交官ではなく、肩をおとしたわたくしだった。

この日ってこんなに人気な行楽日だったのか?もはや本国に報告する気力すら無くした役人はフラフラと自分のデスクに向かった。
なんとなく24時間耐久の様子を知りたくなってパソコンを立ち上げる。ディスプレイが蒼く光る『出たかったなぁ・・・』独り言を呟きかけたその時、驚愕に事実を知る。

『受付終了しました』

『露と落ち露と消えにし我が身かな・・・』 落ち込むなよ次回があるよ。なぐさめになってねぇよ!!

俺にはもう、コレ(待機任務)しかないんだ。

あの時、隠れていたら事件(待機任務)は起きなかったかもしれない・・・

いろいろ準備したのに・・・

参加者に勝利の栄光を!!    へへ~んだ。いいよ、いいよ。
と、言うワケでV.O.Gさま 頑張ってください

Je travaille sans prendre un reste au lieu de toi pour 24 heures.


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:37Comments(2)ショート・ショート

2012年08月29日

すすめ、いとしい風よ

野外戦と勝手が違い少々消耗した。要はオッサンの燃料が尽きかけている。が、運のいいことに昼休みとなった。
わたくしはすかさず用意した「ウィダーインゼリー」を貪る。これで2時間はもつ・・・はず。いつぞやのように"マー"らなければだが。
フィールドのとなり、シューティングレンジではフリーダムアート主催の練習会が行われていた。知り合いがいるとの事でコネを使い、ハンドガンの基本的な持ち方を教えてもらえる事になった。

わたくしは素人だゲームを始めてから半年ほどだ。しかし、良き人達にめぐりあう事でいろいろを短期間で教わる事ができた。
身についたかどうかは本人次第なので、ここではあえて触れないが、長物の扱いに関しては蒼々たる方々にご教授いただいたので、それなりに自信があった。故にハンドガンはおろそか、というより気にしたこともなかった。その道のプロに教えてもらえるチャンスだ。と勧められても最初は断ったくらいだ。うながされ隣りのレンジへ行くことにした。
白髪の物腰の柔らかな方がわかりやすく、丁寧にコツを教えてくれる。なるほど「目から鱗」だ。しかも「長物」に通じるモノも見つけた。
またひとつ課題が増えたワケだが、これは楽しみな課題だ。自分のモノにできるようにしよう。またひとつ感謝

ちょっとした事だが、知ると知らずでは雲泥の差だ。

記念撮影も終わり、昼休みが終わる。いよいよ「エアコキ戦」だ。今回はハンドガンだけでなく、ソースがエアコキならば全てokという、言わばエアコキの「満漢全席」 ゴージャス仕様なのだ。参加は自由だが、当然参加する。
午前中はM1014をメインで使ってきたので、ここはひとつ「スペ太くん」・・・ではなく、「なんちゃってマグプルショーティ」を使うことにする。参加者にエアコキを貸し出す、主催の仮免氏をよそに残りの2丁のショットガンを貸し出そうとわたくしも声を掛ける。
すると、若者がひとり名乗りをあげてくれた。お礼のキスの代わりに操作説明と予備マガジンをありったけ渡す。後継者はできた、あとはわたくしの命ある限り道を拓く。
スタートのサイレンが鳴る。"脱穀機"目掛けてダッシュする。ソウドオフされた短い全長、軽いコッキングにさらに操作感の良いAGF、先台のレイルにフラッシュライトも装着した。まさに"完璧"と言える、インドアアルティメットウエポン「なんちゃってマグプルシューティ」だったが、組み込まれた"ラピッドファイアーシステム"にまかせ「シャコシャコシャコ・・・」とポンプしていたら・・・

「バキッ!!」手元から聞いたこともない破砕音。そして勢いよく吹っ飛ぶ左手。

そう、AFGごと先台はもげてしまった。しょせんオールプラの安物、耐久性に難アリなのに削り込んで取り付けたAFG。モゲて当然だ。

エアコキ戦も華々しく終了し、おのおのセフティーへ戻る。わたくしは泣きたい気持ちを隠し、「なんちゃってマグプルショーティ」をケースの一番下に隠す。『すまん。後で必ず復活させてやる。』ココロに誓っていると。

『ありがとうございました。凄く楽しかったです』 そう、貸し出したショットガンを返しにきた若者の目が輝いていたのだ(少なくとも、わたくしにはそう見えた。いやっ!!間違えない。)
そうだ、もう世代交代なのだ。彼が「ショットガン道」を護ってくれる・・・のか?

通常戦に戻る。満を持して「スペ太くん」を掴む。 『待たせたな』 スタート地点に力強く、歩を進める。・・・が、あれだけいた(2人)スナイパー達はハンドガンを持っている。
え~っ!!ひとりだけだとちょっとコっ恥ずかしい気がする。いや、ここで芋を引いてどうする?やる事はひとつ『狩る』だけだ。
スタートっ!! 長い、もの凄く長い。こんなに長かったか?というほど長い。不慣れな状況に不似合いな装備。先ほどと違いダッシュは出来ない。仕方なく、後方に位置し前方で交戦している仲間のバックアップにまわる。
バリケードの端、少しだけ身体が露出している。レティクルから距離を測り、いつもの祈りを呟く『すまん』
「フスッ」 インドア用に改良を加えたサプレッサーは予想以上の制音が効いている。薄暗いインドア、しかも焦げ茶色の専用弾。
弾は見えないがわたくしにしか解らない弾道がはっきりと見えた。
『ヒット!!』 まず、ひとり。その奥にわずかに見えるもうひとつの影。次弾を装填、丸く切り取られた世界から影を追う。
こちらには気付いていない・・・『すまん』人差し指が奏でる。「フスッ」
『ヒット!!』 よしっ。
しかし、前衛があえなくダウン。津波のように押し寄せる3人の敵影。スペ太くんでは無理だ、緑ヲリャを掴み応戦する。
敵うか!!あえなくダウン。しかし悔いは無い1ゲームだった。

今、ふと気付いたんだが、このままいくとさらに続きそうなので、ここらで区切ろうと思う。いいゲーム、ダメダメなゲームたくさんあったが、これは参加された皆さんとわたくしだけの思い出と言うことで。

途中、貴重な経験をした。「クレイモア地雷」と「モスカート」を体験できた。しかもゲーム中ではなく、わざわざ撃ってもらったのだ。
10名近い「アホな勇士達」と一列に並び、我々はミンチになった。これは痛さより笑劇的だ。ぜひ皆さんも喰らう事をお薦めする。

これから「ニンゲンミンチ」なる輩たち。ドキドキがハンパじゃなかった。

始めてのインドア、3回目の若葉会。高揚した気分を落ち着かせるように駐車場でひとしきり話しをしていた。実に爽やかなひと時だった。
戦友たちよ、また逢おう 次はハンバーガーヒルでボクと握手!!

J'ai trouvé un trésor.

皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:41Comments(7)ゲーム参加

2012年08月28日

状況?何が状況だ。俺が状況をつくるのだ。

取り急ぎ準備を開始する。中には久しぶりに逢う人、始めての人色々な顔ぶれだ。まさに老若男女カテゴリーコンプリートだ。
「トラヴィスコスプレ」には少々勇気が必要なので、突っ込まれたら『いゃぁただの私服です』と誤魔化せる程度に「ブラジル編ソープもどき」を決め込む。モヒカンにジーンズそしてポロシャツ以外の共通点が無い。ハンパな感じだ・・・。
インドアは交戦距離が近い。もの凄く近い。それを加味して厚手のベストを装備したが、あまりの暑さに"マー"るんじゃないかと思った。
エモノは日頃から"ベンチウォーマー"扱いのヤツラに活躍してもらう。
「スペ太くん」はどんなシチュエーションでも連れて行くので当たり前だが、今回はそれ以外のエモノを傍から見たら「オカシイ」モノでまとめてみた。

DE製 ベネリM1014(COD4仕様)・・・実はこれはインドアではかなり使える事が判明
SIIS製 ショットガン(なんちゃってマグプルショーティ)・・・コイツは激しくコイてたらAFGがもげた・・・orz
同じくSIISのショットガン(なぜか18inc にバレルを伸ばし使いづらくしている)・・・長過ぎだ。しかし貸し出したら好評だった・・・気がする。

インドアに向く・・・のか?

そう、メインのエモノは皆エアコキなのだ。プライマリーの緑ヲリャ以外は己のコキ具合で戦力が増減するシロモノ。
初インドアで何をやってるんだって?いやいや、遊びなら遊びらしく「燃え尽きてナンボ」のお祭り精神が大切に思えたのだ。
準備を始めて、ふと気が付く。なんとガスが無い!!唯一のオート、緑ヲリャが使えない!!
困っていると『残り少ないけど、どうぞ』とボンベを差し出すジェントルマン。
横浜よりお越しのFさま 遠路はるばる、わたくしにガスを渡すためにいらっしゃるとパンっ!!・・・ドサッ

フィールドツアーが始まる。なるほど元酒蔵、大きな金属製のタンクや樽。そして増設されたベニア。遮蔽物には事欠かない。
薄暗い中にドーンと並ぶタンク。イイ雰囲気じゃないか。別ルートの途中「脱穀機」のような巨大な機械があったが、あれも雰囲気作りとバリケードに一役かっている。
チーム分けも終わり、いよいよ初戦だ。カウントが始まる。おもむろに「ジャッキーン!!」とベネリをコックする。
スタート!!ダッシュだ走る 『っ!!!』10mも走らないうちに接敵。激しい銃撃音『うほっ!!』基本いつも声を出すが、皆様声出ないのかね?
カシャ!!ドン!!カシャ!!ドン!!こういったシチュエーションにショットガンは萌える。素早くシェルを装填する。
軽さがウリのM1014はスイッチングもやり易い。2名ほど狩ったのは覚えているが復活戦なのでその後の記憶はトンだ。
とにかく楽しかったのだ。
復活戦終了後のセフティーも盛り上がる。そうだ、これだ。これこそが「若葉会」の本分だ。

その後のゲームでも「元本職」の方に裏を獲られたり。ガスマスク男に裏を獲られて『っ!!!』となったり(裏を獲られてばかりな気がする)
前半は良かった、足も動く、集中もできた。が、お昼近くなってきてオッサンに疲れが・・・

右端になにやらオカシいのがいるが、たぶん幻影だ。

※写っている方で不都合がございましたら訂正いたしますのでコメント下さい。

記念撮影の後、午後のゲームの模様は明日を待て!!

Je décide d'entendre le son de la vague.


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:24Comments(5)ゲーム参加

2012年08月27日

常に初陣

爽やかな朝だ。碧い、気温こそ夏だが、空のソレはまさしく秋晴れだ。休養は十分。"無駄にもっらた夏休み"のせいで不規則な勤務が続くが、
運良く今日のリズムに合わせたかのように身体を休めることができた。

自宅からほど近い場所が本日の戦場となるワケだが、「遠足前の小学生」よろしく9時集合なのに6時に起床してしまった。準備を整えるワケだが、ものの15分で終了。しかたなく こてっぽさん(仮)の散歩に出掛ける。
日陰は涼しいが日向は真夏のままだ。汗が噴出す。こちらの高揚を知ってか知らずか、こてっぽさん(仮)の引きも力強い。
『あのねぇ、こてっぽさん。わたくしは忙しいんだよ。早いトコ帰りたいんだが、どうだろう?』『ワフッ!!ワフッ!!』ガンガン走るこてっぽさん(仮)。全く帰る様子を見せず、結局5kmほど散歩に付き合わされ、シャワーを浴びる事になった。
しかし、出発予定時刻にはまだ程遠く、することが無くなったわたくしは「妄想」と言う名のイメージトレーニングを始めた。
よく考えたら、フィールドの様子などワカラナイ、しかもド素人。戦術なんて恰好の良いモノとは程遠い「妄想ゴッコ」を終わらせ早めに出発することにした。

フィールド付近の事は知っていた。面倒なのでナビはセットしなかった。走りなれた道を走る。途中のコンビニに寄りいつもの
「ウィダーインゼリー」と「スニッカーズ」。それにバナナを購入した。それでいい、いつもと変わらない「普遍」がそこに存在する事で日頃の成果が出せる。それが持論だ。もっともその「成果」とやらがいかばかりかなど知る芳も無かった。

フィールドの付近まで近づいた。しかし、「てっぽさんアース」にフィールドが載っていないためロストした。・・・要は遭難した。

しかたなく路肩に車を止め、ナビをセットする。『最初からやっときゃよかったんだよ・・・』ぶつぶつ言ってみたが自業自得というワードが見事にはまった瞬間だった。
ナビが検索を開始する。ほどなくアナウンスが始まる。『およそ50m先右方向です』愛想の無い声に画面を覗く
・・・その曲がった先が目的地だった。 まぁナビが無ければ到着しなかったワケだし、感謝しないとね。

瀟洒な元酒蔵を利用したフィールドの入り口はそれそのものが「雰囲気」を醸し出していた。うまいことキレイにして展示すれば資料館のソレだ。何十年前から存在するのだろうか?長大な土間を抜け、奥の開けた駐車場に車を停める。
すでに数名の参加者が準備をしていた。しかし暑い。3リットルの麦茶で足りるだろうか?バナナは3本で足りるだろうか?
いらぬ心配をよそに参加者の皆さんは大方そろったようだった。
思ったよりモヒカンのインパクトが少なかったのはナイショだ。そしてM65ジャケットはそっと荷室に仕舞われた。

いつもの如く前置きでハラいっぱいなので続きます。

こんな感じでヤロうと思ってた・・・


Je dis, et rêve.


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:33Comments(6)ゲーム参加

2012年08月23日

やり方は三つだけ。正しいやり方。間違ったやり方。俺のやり方。

いろいろな意味でさっぱりした日、わたくしはいつも通り出社した。連休明けということもあり日勤組は全員残っていた。
『うぃーっす』わたくしはいつも通り自分の席に着いた。あえて何もリアクションしないことで、いつ、誰が気付くか知りたかった。

・・・いまのところ誰も気が付かない。それもそうだ、黙々と自分の仕事をこなしているんだから。
ふと、若い衆のひとりが奇声をあげる。『どうしたんすかっ!!その頭!?』 よし釣れた。

『ふふん。どう?すっきりしたろ?』わたくしは自慢げにトサカを撫でた。『い、いやぁ・・・さっぱりはしましたけどぉ』皆でおののいている。
どうやらわたくしの勝ちだな(何の?) まぁ理由くらいは話してやらない事も無い。わたくしは朗々と昨日上司に言われた事と美容室での出来事を語った。 すると若い衆が『さすが無駄な反骨。やりますねぇ』誉められてるのかバカにされてるのかワカラナイがまぁ良しとしよう。
この異常な盛り上がりを知ってか知らずか上司が部屋に入って来た。『おぉい!!何時だと思ってんだよ!!帰れよお前らぁ』
いつも通りのセリフを吐き捨て部屋を一望する。目線がわたくしに向いた。 ちゃぁ~んす・・・

『お疲れ様です!! おはようございます』


いつもの夜9時、何も変わらない。変わったとすればわたくしの首から上だけだ。上司を除き、みなクスクス笑っている。
みな彼のリアクションに期待している。 部屋全体の視線が上司に集中したその時、彼は口を開いた。

『おぉさっぱりしたなぁイイよイイ。やっぱり短髪じゃないと・・・』見つめる彼の視線がわずかに上を向き、一瞬動きが止まる。

『なんじゃぁっ!!そのタマネギは?』 予想通りのリアクションに一同笑う。和んだ

『仰せのままに仕上げてまいりました』わたくしは大袈裟に傅く。上司は苦虫を潰したように苦笑している。『そうは言ったけどさぁ・・・』

そうだ、これが「俺流」ってヤツだ。

この後、上司といろいろ話し合ったのは想像に難くない。


C'est la chose qui est bon pour un corps pour manger un oignon.


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 23:15Comments(2)ショート・ショート

2012年08月22日

季節が君だけを変える

酷暑である。今日も35℃を軽く越えた。"クソアフロ"を暑さでもてあましていた時、事件は起きた。

今日も朝には仕事が終わらず、日勤組の若い衆が現れ始め『チリ味ポテトチップチョコレート』はアリかナシかなんて談義をかましていたら
『てっぽちゃん!!ちょっといいか?』上司が声を掛けてきた。この時間にヤツが声を掛けるって事はロクなことが起きない。CQBの基本姿勢を脳内で取りつつ付いて行った。
『こないださぁ、お前が遅れて来た会議の時。そうそう忘れててこっぴどく怒られたじゃない。あん時に俺も後で呼ばれてさぁ・・・』
長い。なかなか要点が見えない。しかし、帰るわけにもいかない。一応は上司だからな。
一向に先の見えない話しと眠気で脳内はすでに成田を飛び立ち、そろそろハワイに到着しそうな頃、突然トーンが変わった。
『言われたんだよ。お前の部下は原始人か!!って。とりあえず髪切って出頭させろ!!ってさぁ・・・』

要約するとこうなる。『お前の部下の髪を切らせて出頭させろ』以上

うむ、単純明快。 まぁ日頃・・・一応はお世話になってる上司のある意味ピンチ。言い換えれば・・・換えなくても自分のピンチ
少し渋った後、しかたなく了解した。時計はすでにお昼を周っていた。

いつも行く知り合いの美容室のドアを開ける。あらかじめ連絡を入れ突然の訪問は詫びてある。ドアから涼しく爽やかな風が迎えてくれた。
『災難だったねぇ。でも、そろそろ来たかったでしょ?調度良かったじゃん』いい気なモンだ。ヒトゴトだと思いやがって・・・。
『で、どぉする?またアフロにする?』・・・っ!!!アホなのか?お前は足りないのか?さっき説明したのは何だったんだ?
『いやいや、そうでなくて。怒られて髪切りに来てアフロってバカでしょ?』まるでバスケのディフェンスのように手をバタつかせ説明する。『フ~ン。そなの?つまんね。』何故だろう、どこからともなく殺意が湧いてくる。おかしいなぁ。
ようやく鏡の前に座る。いつものサービス「A&Wのルートビア」が振舞われ喉を通るサロンパス匂がわたくしを落ち着かせる。
『どうせ切るならさぁ、バッサリいこうよ。そのほうが切る側も楽しいからさぁ』・・・よく独立してから10年近くもってるな、この店。

『それに、ただ切るだけじゃ負けた気がするじゃない?』
  ほう、そのフレーズ嫌いじゃない。

で、具体的にどうする気だ?

『何だろ、そうだなぁ闘争心を全面に押し出す。みたいな感じでさぁ・・・モ ヒ カ ン なんてどう?』

・・・んん~ん。短けりゃジジィ共は解りゃしない。自分のキャラや受け、いろいろ考えて・・・本当だよ考えたんだ!!

  『いいねぇ!!逝ってみよう』

かくして、カットが始まった。さすがに『ちょいソフト目なのがいいかな』なんて保険を掛けてみたが・・・

ハァ~やられた。石鹸大尉に似てる。

(画像はイメージです)

Ne crois personne. 季節が俺だけを変える~♪


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:26Comments(0)ショート・ショート

2012年08月21日

決して時計を見るな。 これは若い人に覚えてもらいたいことだ。

この趣味を始めて1年が経とうとしている。思えば、出張の帰り道草をくい都内の某巨大ホビーショップでたまたま買ったM1014モドキが始まりだ。
なぜ、手を出したんだろう?別に後悔しているんじゃなくて、なぜコレだったのかよく解らないないのだ。全く興味が無かったわけでもない。一応オトコノコですから、「西部警察」とか「太陽にほえろ」とか銀玉テッポウなんかもあったな。
よくある「通過儀式」みたいな時期は誰にもある。要はそんな程度だった。

今でもよく思い出す。新幹線の中、誰もいないのをイイ事にそっと箱から出して眺めていた。今は原型こそ留めないが、だいぶ短くなってしまったソイツはガンケースにしまってある。
あれから色々買い込んだ。安物ではあるが一通り揃えた。あっと言う間にゴミになったモノもあれば、今も大切に使っているモノもある。
色々な人に出会った。今まで自分の関わった事の無い世界の住人達は皆さん心良く迎えてくれた。この歳になると、新たな仲間が増える事は稀だ。そういう意味では幸せ者だと思う。

目標も見つけた。それが人であっても行動であっても、そこにぶつかっていく事があるのは幸せな事だ。

『この歳からヤル事か?』と言うヒトもいる。『もっと早く始めれば良かった』と後悔するわたくしがいる。

そんな事知るか。今、ヤッてんだ!!

どうだ去年のわたくし、うらやましいだろ。 暑いが季節の変わりめだな、ちょっとセンチメンタルだぜ。


懐かしいショットだ・・・半年しか経ってないがw


Un long long itinéraire.


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:12Comments(4)筆まぶし

2012年08月20日

四十歳をすぎると、男は自分の習慣と結婚してしまう。

最近、単独行動が多い。平日でも休日でもほとんど一人で行動している。
家族と疎遠になったとか、今後の「来るベき日」に向けての行動とか、そんな大それたモノではなく、昔からこんな感じだ。
だから夕食の食卓では会話は比較的弾む方だともいえる。お互いに何をしていたか知らないのだから当然で、一日あった事を
おのおの話す。それが済んでしまえば、おのおの単独行動に戻る。我が家ではごく自然な日常の風景でもあった。

こんなに別々に行動するようになったのはいつからだろうか?ふと考えててみたが思い出せない。昔はよく文句を言われたものだが、
最近は別行動の方が気が楽になっている。たまに一緒にいると、何と言うか・・・落ち着かない。
別に顔を合わせるのもイヤだとかではないので「報告会」とも言える食卓が存在すれば万事ではないがOKなのだ。

わたくしはご存知の通り、今年で41歳になった。バカボンのパパと同じ歳だ。夫婦仲が悪いわけでは無い。世間様から言わすと、むしろ仲が良いらしい。
確かにお互いの利害が一致した場合は行動を共にする事がよくあるが、近所の宣伝隊長がそれを見ている事がよくあるようだ。
わたくしは世間様に揶揄される事にあまり関心が無い。どちらかと言えば「言わせておけ」なヤツなので近所の言う事にイチイチ反応してコソコソ行動するのも面倒な手合いだ、なので一緒にいる場面を見られる事があるようだ。
こっ恥ずかしいなんてのは二の次で自分に有益な行動を優先するようになったのは最近ではないが、どうも顕著に表れるのはここ2.3年らしい。

ある晩、嫁殿に聞いてみた『別っこに行動しててヤナ事ない?』なんて質問のぶつけ方だ。『いいんじゃない。必要な事はしてくれてるんだから』ふ~ん。もともと「ドライ」な嫁殿だが、ある意味かわらない。昔からこんな感じだ。
なんとなく、もっと突っ込んだ質問をしてみた『俺たちってさ、もう「熟年カップル」じゃない?こうなってくると「ダンナ」の存在ってどんなモノなの?』 結婚して13年だが我々は付き合い始めて20年を越えているのだ、かなりのビンテージカップルなのだ。
嫁殿は面倒くさそうに『何だろう・・・難しいなぁ・・・あぁ!!てっぽちゃんが好きそうな言葉で言えば「戦友」みたいな感じ』
最初は面倒くさそうに言っていたくせに、何かイイ事言いました的に最後はニヤッと笑った。

そうだな、こんな体たらくな走る不発弾みたなヤツを影でサポートし続けてくれた。今だに何も返せてはいないが、ただの異性の同居人ではもはや無く、性別を越えた何やら「特別な存在」か・・・なるほど「戦友」だな。
別に悔い改めるとかそんなんじゃない。歳を負う毎に内へ内へと進む傾向があるらしい男に生まれてしまった以上、いかに今後の「よき戦友」とのよい関係の維持は自分を守る意味でも、また「戦友」への恩返しでもある。

今日はウマい事は言わない(むしろいつも言えてない)
よき伴侶に感謝する日は、なにも特別な記念日だけに存在するモノではない。

てっぽちゃん(本名に準ずる)と呼ばれてるのはナイショだ。

戦友にはコンパクトでパンチのあるヤツがいい

でもエアコキじゃあねぇ・・・

Je parlerai avec une personne irremplaçable.


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:05Comments(6)筆まぶし

2012年08月18日

孤独。訪ねるには良い場所であるが滞在するには寂しい場所である

10年ぶりにお盆休みとやらを貰った。しかも前日にいきなり言われた。予定など無い・・・。
無駄に寝転んで過ごした4日間は終了し、久しぶりに出社した廊下で悲劇は起きた。
『よぉ!!盆休みどぉだった?いいもんだろぉ?世間様並みにお休みってのはぁ』顔を合わせた途端に上司が畳み掛ける。
『悪いんだけど、金土とさぁ24時間!!ヨ・ロ・シ・クッ!!』子ギャルのようなピースサインで颯爽と去っていく上司。
ただ背中を見つめるのが精いっぱいだった。

今、こうしてアホのような待機任務で缶詰にされている。当然、急に言われたので「暇つぶしグッズ」など持ってきていない。
コンビニで買った雑誌はすでに内容を暗記するほどになっていた。しかし、わたくしの周りにはパソコンが一台、輪ゴムとクリップ
それにポストイットが転がっているだけ・・・ぶっちゃけ5m位しか無い無人島に置き去りにされた感覚だ。
『寂しい・・・』いや違うな『ア~アァアアアア アァア ンン~ンンンンンン~・・・』『じゅぅんんっ!!』
叫ぼうが喚こうが今のところヒトリだ。あまりにもヒマな為に始めた『ヒトリ北の国から』は30秒もたなかった。

ふとデスクを見るとクロレッツが入っていたボトルになみなみと入れられた「輪ゴム」が目に付いた。『こっ、これは!!』
準備することしばし・・・
『ひとり30cmチャレンジを開始します!!シュターレディー!!ステェンバァイ!!』

びょん・・・

終了。

あぁんもう帰りたいんだよ。もしくは何か暇つぶしグッズくれ~

ほう、イイ輪ゴムテッポウだな・・・当たるのか?



Et n'importe qui a disparu.


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:22Comments(0)ショート・ショート

2012年08月17日

その失敗はキミの勉強代だ

わたくしは昼間、家に居るせいか近所の年寄りにいろいろ頼まれる。
ちょっとした大工仕事、買い物、病院への送迎、まぁ多岐に渡る。お駄賃を貰える時もあるが、大体はタダ働きだ。
「人助け」とか「ボランティア」とかそんな大それたモノではなく、近所への恩返しみたいなもんだ。
ただ・・・お礼の中には、和菓子をティッシュに包んだ状態でくれる時があるのだが、せめてラップにしてもらいたい。

そんな日常なのだが、先日もいつもの如く「御依頼」が入った。
近所の雨どいを直して欲しいとの事だ。クソ暑い中道具を持ち依頼先へ急ぐ。あぁ、これはひどい。ぶら下がってる。
プランプランの状態だ。これでは正常に雨を導くどころか周辺を腐らせる原因だ。さっそく頭の中でプランを練る。
『引き寄せて、針金で括って、接着して・・・』所詮は素人だ、イメージ通りに行く事の方が少ない。計画はあっと言う間に頓挫する。
『ばぁちゃん!!ダメだよ。こりゃプロに頼まないと』わたくしが屋根から叫ぶ。『えぇ!!そうかい。困ったねぇ』
すでに梁の一部が腐っていてネジが止められない、梁を増やす事も考えたが素人が迂闊に手を出すべきではなさそうだ。
『困ったねぇ。てっぽちゃんは腕のイイ大工さん知ってるかい?』そんなの知っているならわたくしはやらない。
『知らん。腕が悪いのとか、呑んだくれなら知ってるよ』事実なので仕様が無い。とりあえず脚立から降りて家主のところへ行った。
麦茶と水饅頭が用意されていた。『暑いのに悪いねぇ。とりあず一服しなよ』お言葉に甘える。・・・甘党だが、麦茶も甘かったのは厳しかった。
『じいさんは元気かい?』わたくしは甘い麦茶を流し込みながら聞いた。気風のイイ、今で言うところの「チョイ悪るオヤジ」だった。
『うん、最近は調子がよくってさ、今日も仕事に行ったよ』ばぁちゃんは嬉しそうだ。
『そうかい、元気ならなによりだ。最近、見ないともったら仕事かい・・・!!!』
いや、待て。じいさんの仕事なら良おぉく知ってるぞ。

じいさんの仕事。『それは 大 工 』じゃねぇか!!

うむ、甘い麦茶も悪くない。・・・撤収!!

フフン。所詮は素人工作



Ne perds pas! Ne perds pas! Ne perds pas!

皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:19Comments(6)ショート・ショート

2012年08月16日

敵を知り、己を知らば、百戦危うからず

熊を倒すどころか尻尾を巻いて下山して数日、わたくしは驚愕していた。
約2日間、某山麓に潜伏?していたわけだが、酒はおろか飲み水にも事欠く始末。仕方なく一度下山し買出しをしたわけだが
その・・・なんていうのか、商店?「よろずや」的な地元の店も必要なモノが揃うワケもなく、大変不自由した。
地方都市とはいえ、ナウいヤングなモノを要求しなければ・・・ん? 一応大抵のモノが揃う。『なんてありがたいんだ』
これがわたくしが自宅に帰って最初に感じた事だった。
しかし、日本で有数の暑い場所。と、いうか湿度が凄い。どこの建物も朝っぱらからエアコンをかけている。そのコンプレッサーが放つ熱が暑さに拍車をかけているのは疑いようのない事実だった。

熊に出会わなかったのは幸いだった。わたくしは熊について何も知らなかった。『デカイ』『サーカス』『牧場』この位だ。
身長は大きいヤツなら2mは軽く越えるらしい。振り下ろす拳はニンゲンのそれとは桁違いで、尚且つ鋭く長い爪が並ぶ。
走って逃げようモノなら、たちまち追いつかれ「ヘブン状態」だ・・・このクダリはどこかで・・・?
木登りも得意、泳ぎも得意、まさに完璧。「パーフェクトソルジャー」ではないか!!
惜しむらくは手の構造がニンゲンと違い、ニンゲン用の武器が使えない。複雑な操作に難アリ(これはニンゲンにもいる気がする)
非の打ち所の無い戦士なのだ。そんな恐ろしいヤツに出くわす事が無かったのが救いだった。後で聞いた話しだが、実際に近所に畑など出没する年もあるらしい。
まぁ冷やかしで行くなと言う事でよいのではないか。実際、止むに止まれぬ事情で行ったのだが、夜は真っ暗、カサカサ、ゴソゴソ音はするし、目が光ってるんだなぁコレが。おっかないから石投げたら、モノ凄い数のガサガサとゴソゴソが動いたのはナイショだ。予備知識はおろか、持ち物さえまともに揃えないで、我ながらよく行ったモンだと関心した。
そんなの野生児なんだからヘイキでしょ?と思っているソコのあなた!!
南東北とは言え、どこにでも馬がいるワケではないのだよ。自然がニガテな南東北ヤローもいるってことだ。
とにかくある程度の街のほうがわたくしにはすごし易い。なんたって逃げ帰る途中、真っ先に寄ったのがコンビニで「アメリカンドック」と「スニッカーズ」が手に入った瞬間、少し涙が出たくらいだ。
用事が無かったら二度と行くか!!わたくしは「ハンパ田舎」が好きなんだ!!

今回の修行?でひとつだけ分かった事がある。

『コンビニは偉大だ』

コンビニさえあれば、まさに『百戦危うからず』・・・でしょ?


コンビニ的に纏まりが良い。ナイスわたくし

お客さん、すでにカービンデバイスってのがありま「パンっ!!」・・・ドサッ

Cependant, la nature est splendide.

皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:16Comments(0)ショート・ショート

2012年08月14日

それは君の林檎では無い

尻尾を巻いて帰って来た。

「素手で熊に勝つ」

この壮絶で滑稽な妄想は、またひとつ、闇に葬られる。
まぁ、実際、目的は全く違ったワケだし、目標の大半はクリアできたので良しとしよう。

取り敢えず不眠不休から解放されたい。

寝る。


そう言えば、夢でもギリーを着ていた・・・病気だ。



皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 00:20Comments(0)暇つぶし

2012年08月10日

タバコ一本とシャンペンを一杯ね

諸事情により、一切の通信が出来ない地域に入る。
次にあえるのは来週の木曜日だ。
雪は無いだろう。ただ油断はするな、何が出てくるやら・・・。

とりあえず、さらばだ諸君。
わたくしはアトリエに居る。(は?)


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 21:32Comments(2)♪お知らせ♪

2012年08月09日

生きるとは呼吸することではない。行動することだ。

先日はコテンパンだった。生き物は弱みを見せた部分を攻撃するようにできている。それはニンゲンのそれも一緒だ。
ノープラン・日頃の態度・身だしなみ、どれを取っても恰好の獲物だ。まさに食い放題だ。
おまけに同じ部署の仲間にさえ悪態をつかれ、正常な精神構造の持ち主なら「探さないで下さい」だ。
どっこい、わたくしはそんじょそこらのマヌケとは違う。筋金入りの大マヌケだ。そんなケチな事でへこたれているヒマは無い。
しかし、仕事となると後味が悪いままでは困る。ここはひとつ今後の事も考え、チームの皆でメシを食う事にした。
もちろん、わたくしのオゴリではない。
よく行く定食屋にむかう。今日も暑い。定食じゃなくて、ラーメン屋で冷やし中華にしたかったが、若い衆は「から揚げ」にご執心で
このクソ暑いのにギトギトのから揚げを喰らいたいらしい。どうでもよいが、油っこいモン食って、それを流し込むのに冷たい飲み物って
お腹のHALO降下じゃないのか?わたくしだけ?繊細な内臓って事はないが油物に冷たいモンはカンベン願いたいのが本音だ。
ほどなくして定食屋に到着した。ラッキーなのかアンラッキーなのか店は比較的に空いていて、すぐに座ることができた。
しかし、そんな悠長な時間は瞬く間に終わり、一瞬にして満席状態、相席状態になってしまった。
おばちゃんが忙しく店の中を行ったり来たりしている。こちらのテーブルに人数分の水を持ってきた。もちろん氷入りで・・・。
ここのメシは安くてウマい。それは大いに結構なのだが、もの凄く量が多い。しかも揚げ物の量が。
から揚げ定食なんか頼もうモンなら、むこう一年は食い続ける事ができそうな量だ。トンカツ定食にいたっては
実銃の貫通力テストなんかで使う杉板を重ねたみたいなモンで、恐らく.308winをブっ放しても、こちらに弾丸が来ることは無いと思われる。
その位いい意味でアホな店だ。当然、若い衆はウホウホでメニューを眺めている。『から揚げ・・・ウホー!!』『トンカツ!!ウホー!!』
野獣たちの宴はメニューの時点でピークに達していた。おっさんはひとり壁に貼られた『冷やし中華始めました』のポスターを虚ろな目で眺めていた。
『この店で麺は無いよなぁ・・・どすっかなぁ』なんて考えていたら『お決まりですかっ!!』とおばちゃんが忙殺寸前の形相で吹っ飛んで来た。
あぁもう冷やし中華でいいや と思ったら、次の瞬間。信じられないことが起こった。

『あばちゃん忙しそうだから、全員ミックスで!!』

思わず耳を疑ったがミックスとはミックスフライ定食の事で、冷やし中華ではない。先程も言ったが揚げ物の多いこの店で、一番無茶なメニュー
それがミックスフライ定食¥880-(税込み)だ。
当分の間食料に困らない量のから揚げと.357マグナムは軽く受け止める量のトンカツ。さらにMサイズピザ位のアジフライ、
もはや砲弾と呼ぶにふさわしいミートボールが5つ・・・ワイルドを通り越して寒気がするくらい凄い。
それがミックスフライ定食なのだ。おばちゃんは『はいよっ!!』と踵を返す、もはや止められない。思わず若い衆の方へ向き直る。
『おばちゃん忙しそうだし、みんな同じだと速いからいいっしょ』と、とてもイイ事しましたよオーラを出して満足そうだ。
しかも、ある意味、このランチはわたくしのイメージアップ戦略。ここで嫌味や小言なんか言えない。そうだ、今は耐える時なのだ。
ここは行動で示すしかないのだ。案の定、この世のモノとは思えない「定食」が運ばれ、わたくしは7つあるらしい大罪のヒトツを犯した。
いや、むしろ犯されたんじゃないかと思う。

その後は皆様の想像通りで、「身をもって行動した」のは言うまでもない。

Une de sept grandes infractions


ガツンとした食い応え



皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:41Comments(0)ショート・ショート

2012年08月08日

ガムは無いか、後で返す。.

親友に「うちなんちゅ」がいる。彼の方がアフロ歴は長い。ドジッ子なわたくしをいつも『てっぽさん!!あきさみよ~』と言う。
そんなに心配してくれなくて良い。41年こうやって生きてきている。
ただ、彼の『てっぽさん!!なんくるないさぁ』は最高に好きだ。本当に大丈夫な気がする・・・あくまで気がする。大体ウマくいかない・・・
そんな彼・・・いや親愛の気持ちを込めて、あえて『ヤツ』と呼ぶが、そのヤツが事情があり、しばらく「うちなわ」に帰る。
ヤツの帰る前日(イヤぁ前日って結構チャレンジな気が)他のうちなんちゅを連れ立っていつもの「琉球バー」に行った。
バーと言っても元居酒屋を改装した「沖縄風 居酒屋」だ。屋号に「バー」が付いているからバーなだけで、とてもオシャレ類いからは縁遠い。
まずは「オリオンビール」でジョッキを鳴らす。こいつらとは付き合いは長いがこうなると半分も言っている事は解らない。
なのに何を言いたいのか伝わってくる。実に気持ちのいいヤツラだ。
次は「マイルド泡盛」のシ-クワサー割り。皆、感心するくらい「指笛」が上手い。
ピィユゥウイ~ピィユュゥ~イ・・・独特な音、波長。実に心地良い。
そして我々の最近の流行。「P‘>@:泡盛」のコーヒー割り。もう何だか解らないが誰か三線を奏でてる。誰かが「あさとやゆんた」を唄ってる・・・ここはドコだ?皆で三板を鳴らして踊ってる。もう、どこだってイイ・・・
すっかり南国気分に酔いしれていると、ヤツが踊りの輪から外れてこちらに来た。
『心配しなくても、必ず帰るからさぁ・・・』別れは確かに辛い。しかし、所用でしばらく故郷に帰るだけなのだからこれは大袈裟だ、と思った。
どうも、わたくしが酔い過ぎて大人しくしていたら、今生の別れを惜しむように見えたらしく、心配になったらしい。
なんて気のいいヤツだ。ヤツのそんなところが好きな理由のひとつだ。せっかく心配してもらったんだから、ここはひとつ乗っかってやろう。
『そうだなぁ・・・じゃあ絶対帰ってくる「安心のカタチ」をくれよ』わたくしも無茶を言う。彼はしばらく考えながら、全身のポケットを探った。
しかし、鍛えられた褐色の身体には白いタンクトップとベージュの単パン。質入れするようなモンはなさそうだ。
こちらをチラッと見て、ニヤリと真っ白い歯を見せてわたくしの右腕を掴んだ。
『てっぽさん!!この時計預かるさぁ!!帰ったら返す』あまりの勢いと酔いにまかせて、わたくしは腕から時計を外し、ヤツの腕にはめようとしたが、太さが違いすぎてはまらなかった。その様子を見ていた他の連中も踊りを止めて混ざってきた。
『ワッターのも!!』とたちまち時計屋の見本のようにヤツの腕に時計が並んだ。
結局、わたくしの時計を選び、壮絶な呑み会は幕を閉じた。
早朝、携帯がけたたましく鳴る。こっちは完全に「てっぽさんの泡盛漬け」だ這うように電話に出る。
『あきさみよぉー!!あさなぁ!!まずい、まずいよ!!』予想通り寝坊したらしい。ある意味安心した。そんなこんなで見送りもできず、
なんとか間に合ったヤツは「うちなわ」に帰っていった。確かに今生の別れではない。戻ってくるのはわかっている。
あの時計を預けたのは、そんな事が心配じゃないんだ。ただ、無事に帰って来い。

そして『お帰り』って言ってやりたいから

ヤツは故郷を離れ知らない街に根を降ろし、すでに人生の半分以上をその地で過ごしている。わたくしには想像も付かない苦労があったと思う。
だからこそ、ここで『お帰り』を言える相手でありたい。

できれば、早く時計返してほしいんだが・・・

Voyage de la vie


ほう。これが名物の・・・スタミナつけて夏を乗り切れ



皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:36Comments(2)筆まぶし

2012年08月07日

胸をはって負け犬になれないものは、 勝者にもなれない

わたくしは夜勤である。諸事情により仕事は言えない。しかし正義の味方とか、秘密結社ではない。普通の会社員だ。
仕事の内容の都合、まれに日勤になる。というか労働時間なんて明確に決まっていない感じだ。
打ち合わせやなんやかんやがあれば、前の日と言うか、その明け方と言うかを寝ていようが寝ていまいがお構い無しに
呼び出されるか、居残りさせられる。不満?特に無い。給料がいいわけでも無いし、休みが多いわけでも・・・むしろ無い。
何故そんなナイスな会社にいるのか?他の連中は知らんが、いろいろが寛容だ。ヒゲ伸びてようが、アフロだろうが文句を言われない。
わたくしにとって"居心地"というのは何物にも変えがたい重要なモノなのだ。

まぁそんな見た目なので(見えないけど)出世なんて考えた事も無いし、恐らくむこうも考えてはいまい。
求めるところがそこにないので、会社員としてはかなり自由気ままな生活?仕事をしている。
ただ、こんな風体のオトコが身沁みて仕事をしているか心配なのか、会議やミーティングの類いによく出席する。
こんな風体だから重役が出るような会議はまかり間違っても出ることは無いと思うが。

この日も今抱えている仕事の進捗やら、今後の見通しだかを1000文字以内でまとめろって内容の社内メールが来ていたのを
すっかり忘れて、若い衆と"胡椒せんべい"なるモノの談義に精進していたが、時間になっても表れない"クソアフロ"に業を煮やし
鬼の形相で偉いサンが吹っ飛んで来た。『おいっ!!てっぽさん!!もう始まってんだぞ!!!』あまりにブチ切れた表情が面白過ぎて
半笑いになってしまったが、残りの半分の内、その半分25%笑いは、自分が会議で用意するはずだった資料が全くの白紙で
素手ゴロ・・・いわゆるノープランで死地に向かう状況が面白かった。しかも、今後の展望やらで『追加予算を付けてもらおう』
なんて若い衆に大見得切ったのを思い出して、あまりに進退窮まった状態を何に例えるか想像したら、最後の25%も笑いに変わっていた。
かなりニヤけた顔で若い衆に強がりと誤魔化しのサムズアップをかます。なぜか全員サムズアップしている・・・マヌケだ。

会議室でわたくしが吊るされ、ムチで打たれ、蝋燭を垂らされても"半笑い"なのを想像してもらっている間に一曲歌おうと思ったが、特に歌いたい曲もないので止めた。
案の定、ノープラン戦法は失敗し、しこたま怒られ、そして・・・追加予算は露と消えた。
おまけに、よほど気に入らなかったのか、今まで一言も言われなかった。「身だしなみ」とやらの講義もみっちり受講できた。
うむ。有意義な時間だった。

足取りも重く、自分の部署に戻り最高の笑顔でサムズアップする。当然、勘違いした若い衆達は歓喜の雄叫びを上げる。
スーっと深呼吸し、ちょいトーン高めで言ってみた。『いやっゴメン予算ないよ』これしか思いつかなかった。
しかし、あまりに堂々と言ったものだから大したショックが無かったらしい。『しめた』と思い、畳み掛ける。

『今回はダメだったが、次任せとけハハハハ!!』

とたん室内の気温が3℃ほど下がり、かなり蔑まされた感じだ・・・。またしてもヤッちまったな。

Je reflète pour quelqu'un.


よし!!次回のためにビシッとアイロン掛けだ


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:26Comments(0)ショート・ショート

2012年08月06日

乗りかけた船には、ためらわず乗ってしまえ。

仕事が溜まっている。それも凄まじく。まぁ仕方が無い、人生は祭りだ。一気にバクハツするための助走、充電期間。それが仕事だ。
わたくしが産まれ育った街はえらく昔から祭りをやっている。隣のババァや小動物教授もわたくしと同じ祭りを経験している。
テンツクテンテン・・・子供の頃は強制参加で太鼓を覚えさせられ、手にマメが出来て始めて一人前と怒鳴られ、中学・高校・20代と祭りから離れ、でもなぜか戻ってくる。そんな不思議。そして今度は自分が近所の子供達に怒鳴っている。そんな素敵。

斜に構える時期なんてのは誰にもある。「こんなのやってれるか!!」とか「ナウくないんだよ!!」(ん?)とか様々な理由があるが、若い時間なんてのは短いんだ、その位は待ってやる。好きにやってこい。
戻りたくなったら頭掻きながら、「お疲れさんです」って戻って来い。誰もあっち行けなんて言わねぇから。
実際、わたくしも祭りから遠のいていた。家から出てた時期もあったし、何よりカッチョ悪かった気がしてたから。
好みや価値観なんて時間で変わるもんだ。良くも悪くも。

せっかく帰る場所があるんだ。それを無くしちまった人の分までありがたく思って、帰って来い。そん時だけでいいから。

次は2年後だ。それまで達者でな。

Ce bateau s'arrête au prochain port d'escale.

実は、まだ乗ってますよ。



皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:19Comments(4)筆まぶし

2012年08月04日

伝統と継承


幸せモンだと思います。
  

Posted by てっぽさん at 16:48Comments(0)無印不良品

2012年08月03日

こっちも好きなクチで・・・

すみません。
地元の祭りに今夕から参加しとりまして。
えぇ。祭りと聞くと黙ってられない手合いでして

あっ祭り囃しが聞こえる。

ではでは  

Posted by てっぽさん at 20:27Comments(2)暇つぶし

2012年08月02日

情報が多ければ判断が楽というものではない。

今、とあるレストランにいる。いわゆる打ち合わせ"ランチミーティング"である。
相手方のお薦めらしい店で、入店するなり丁寧に挨拶され、ちょっとしたVIP気分だ。いかにも"その手"の人種の好みそうな
「知的エスニック」な空気をかもす、ちょっと不思議ちゃんな店だ。
予約した個室に通され、下種な小倅には取っ付き難い、簡単に言うと「訳ワカラン」敷物のような座椅子のような・・・まぁ椅子かな?に腰を下ろした。

『ここはね、何でもウマいんだ。メシなのか打ち合わせなのか解らなくなっちゃうよ!!』よほどこの店がお薦めらしく、相手は鼻息荒く説明してくれるが、薄暗い調度品だらけの狭い室内で喚けば喚くほど「あやしいお土産屋」の主人に見えてしまう。
しかも中東系のこの店にはテーブルは無い。こちらはミーティングメインで来たのに、資料の拡げようも無い。コイツは本当は打ち合わせする気が無いんじゃないかと俯瞰の自分が呟いていた。

相手はこっちが差し出した資料そっちのけでメニューをガン見している。俯瞰の自分がわたくしの耳元で呟く。『な。やっぱりそうだろ?』・・・わたくし、正解。打ち合わせなんて午後からで良かったのに、なんでこんなエセクリエイターもどきと飯を食わなきゃならんのだ?だんだんどおでも良くなってきた。と同時に、この際だから後日でも話しのネタになるような食い物でも当てて、今後の仕事に活かそう。という気になってきた。とたんにこの店が何を食わせるのか、無性に興味が湧いてきたのだった。
『この店はねぇ#g:‘「p@にうんと気を使っていてね、3.1415が凄いんだよ。そういう店って少ないから・・・』
なにっ?何を言っているのかサッパリ解らん。多少は料理の事は解るつもりでいたが、何の事だか想像もつかない。しかもドヤ顔で説明しているって事は一般的な事なのか、自慢話しなのか、てんで解らない。しかもヤツは続ける。
『てっぽさんはホニャララの方が好きでしょ?僕はチャラリラァの方が旨いと思うんだよなぁ・・・まぁ好みの問題だけどね』
な、何んスかぁ?ホニャララなんて知らんぞ。しかもわたくしはそいつが好きって事になってる。メニューを睨んでも写真の類いは皆無で、詳細な説明書きも一切無い。見たことも聞いたことも無い単語の中から「今後につながる」ネタ的な食い物を導きだせなければならないのに、コイツは矢継ぎ早にアルアラビーヤばりに捲くし立てる。わたくしにとって活きた情報は無い。
そうこうしているうちにギャルソン・・・ではないな。ウェイターで正解なのか?店員がオーダーを取りに来た。
ヤツは恐らく前菜からデザートに至るまで、まさに「自分好みに」オーダーして満足そうだ。このままマネっ子では負けた気がする。ここはひとつ、自慢の"妄想力"をフルに動因し、ヤツのくれた情報から「わたくし好み」とやらを組み立ててみた。
脇から嫌な汗が伝うのがわかる。そんな緊張の中、ヤツはひとのオーダーを聞きながら『おっツウだね!!』とか『それもイイなぁ 僕ももらおうかな』などと相槌をうっていた。
料理が出てくるまでヤツと仕事の話しをしようとしたが、こともあろうかヤツはこの店がいつできて、客層がどんなで、常連にどんなヤツがいるかを朗々と語りだした。
もういい、この仕事は無かった事になっても構わない。この飯が終わったらコイツとも終わりだ。そう思ったら清々した。

前菜?が運ばれてきた。こう見えても(見えないけど)各国の食い物を口に入れてきた。クセは無い・・・むしろ旨い。「当たり」だ
ヤツもモフモフいいながら『ねっ旨いでしょ。絶対にてっぽさん連れて来たかったんだ』おいおい、ちょっと嬉しいじゃねぇか
思ったより旨いメシに、おそらく本音であろう部分を聞かされ、情に絆され易いわたくしも上機嫌になった。『前言撤回。この仕事任された!!』
メインも当たりだ!!これは旨い。なんだよ、こんなの今まで知らなかったなんて、ちょっと恥ずかしいくらいだぞ。なんて盛り上がっていたんだが。
『てっぽさんのデザートのチョイスに、何て言うのかなぁ"センス"みたいなモノを感じるよね』 おうおう。いいねぇホメ殺しもキライじゃないよぉ。今日はイイ日だ、今度、仲間を連れて記念すべき「この部屋」でメシを食うのも悪くない。なんてハシャイデたら・・・
出てきたデザートが何と言うか、ハンパねぇ・・・。(いろんな意味でね)

『ねっ!!最高でしょ?』

ホップ・ステップ・スリィッ~プッ!! 仕事はしますよ はい。

せめて写真という情報さえあれば


L'ignorance est béatitude.


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:57Comments(4)ショート・ショート

2012年08月01日

無意味意無

暑い。たぶん全国的に。明け方でも25℃を下回らず、いわゆる熱帯夜の中、家路を急ぐ。片側2車線の幹線道路は普段なら安全運転のわたくしを蹴散らす勢いで大型トラックがブチ抜いていくが、今日に限って、こちらにウインカーを灯きながらジリジリとプレッシャーをかける。『敵うかっ!!』当たり前だがぶつかるワケにはいかない。前方を譲ると、ハザードを2回灯き、その巨体は前に入った。『おいおい、ハザードは3回だろ』どちらかと言えば安全運転が心情のわたくしなので、譲る事は何ともないが「ハザードの回数」にはこだわりがある。2回なら『ドモっ』になってしまう。『どおも』と3回の方が収まりが良いのではないか?
なんて深夜の大渋滞を悪態つきながら楽しんではいたが、目の前の奇抜な社名の巨大なトラックは何程も進んではいなかった。
どのくらい時間が経ったろうか、これだけ動かないなら一眠りできたのではないだろうか?そのくらいありえないほどの時間をこの場ですごしていた・・・『おっ』目の前のセンスの悪いカラーリングの巨体がズロロロロオォォと進みだした。巨体の左右から黄色い光の点滅が目に入ってきた。『工事中ねぇ』知ってはいたが、退屈なのと腹立たしさから比較的大きめに声に出してみた。とくに何が変わったという事は無く、工事区間が始まる。作業員の方々は日中よりはマシとはいえ、このクソ暑い中アスファルトの剥離作業に勤しんでいた。
「路面改修の為〇月〇日から〇月〇日まで終日作業」あまりにゆっくり過ぎて、看板の内容を全部暗記出来そうだった。
待て、路面改修って事は道路が傷んでいるので直すって事だろ?つい数ヶ月前に大規模に交通規制かけてやってたのは何?
道路ってそんなに早く傷むかなぁ・・・なんて車の中でひとりで演説をぶったが、聴衆は冷ややかにFM放送を流し続けた。

いろんな事情があるのは解る。しかし、素人目には明らかに無駄だろう。世の中のカネの動きを活発にするためなら、もっといい方法があるんじゃないのかい?エコノミストでも何でもないので詳しいことはよく解らないが、公共工事で発生するカネの流れと渋滞によって発生するカネは・・・なんてのは考えないでおこう。作業員の方々の疲労の顔を横目で眺めながら、なるべく静かにそこを通過した。
工事区間が終了した途端、前を行くド派手な巨体は姿を消した。気が付けば、赤い軽トラにあおられている。『はいはい、今、どきますよ』いつもの通り、急ぐ旅人に先を譲り、ゆるゆると帰路についた。
正直、今日はウマい事は言えない。特にオチも無い。我が家に着いて、しばらく考えたが難しすぎて考えるのをヤメた。

『それ無駄じゃね?』

・・・いや、自分に関係ない思えるモノほど、実は自分にとって重要かもしれない。無関係思えるモノが突然消えた時、自分に降りかかる火種になる可能性はゼロでは無いかもしれない。

Qu'est-ce que tu dis?
Je ne le comprends pas.

意味無し・・・偽装という意味でも



皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:53Comments(0)筆まぶし