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Posted by ミリタリーブログ at

2012年09月13日

人間が幸福であるために避けることのできない条件は勤労である

気になったらそれが片付くまで落ち着かない。わたくしはそんなヤツだ。
昨日の「ガキィィィンッ」事件はタイムアップで終了したが、居ても立っても居られないわたくしは早朝から作業を開始した。
メカボをそっと割る。なるほどピストンがガイド溝?から脱線したためにっちもさっちもいかなくなりブロー・・・マヌケだ。
なぜ、組み上げる前にテストしない?過ぎた事はいい、肝心なのは今後のプランだ。
大昔、ミニバイクレースに出場するため必死になってピストンを磨き、ポートを磨き、磨き・磨き・磨き・・・練習走行でブロー
そんなのを思い出していた。そう、あの時もろくすっぽテストせずやってしまった。
馬から振り落とされるかのように前に飛ばされ、自分のバイクに轢かれそうになり、後続車に迷惑をかけ、散々だった。

話しを戻そう。ピストンに仕込んだオモリに引っ掛かりがあり、バネが絡む。必然的に引き戻されるピストンに捻じれのチカラが強烈にかかる。シリンダーから出始めたピストンは溝を逸脱し脱線。結果、ウンともスンとも言わなくなったピストンをギアは健気に動かそうとする。
・・・ボン。

正解かどうか知らんが、だぶんそうだろう。幸いにもギアの見た目は無傷だ。ピストンも純正の買い置きがある。どうするか・・・

ギアのスラッジを拭き取りながらいろいろ思い出していた。初めて買った電ガン。届いた時の箱のデカさに圧倒され、開封して感動した。当時はプラスチッキーなコイツも十分リアルに見えた。重かった。ネットでいろいろ調べた。クビ周りの弱さ、HOP調整のシビアさなどの酷評にへこんだ。コイツを選んだ動機なんて大したモンじゃない。今も銃ネタには疎いが、映画に出てたって理由だけだったが、それで十分だった。「コイツをなんとかしたい」それだけだった。アッパーを換え、調べた限りの限界まで剛性を上げた。パッキンやらを交換し少しでもHOPを使いやすくやってみた。これが良いと聞けば手に入れ、あれが効くと聞けば購入し・・・。
初めて参加した『射撃会』スコープのゼロインや弾丸選びは師匠に助けられたが、満足のいく成績がとれた。
その後は他の銃たちに気が移っていきFETを実装した後は何もしていない。

わたくしはコイツをどうしたいんだ?大切か?あぁ大切だ。いとおしいか?あぁいとおしいさ。 そうだ、原点に返ろう。
もう戻せないモノはしょうがない。出来る限りアノ頃にもどるんだ。そうだ、感動したアノ頃に。

中身は完全ノーマルスペックだ。メカボ内は全て純正。FETも外した。スペックダウンかもしれない。がっかりするかもしれない。
しかし『原点回帰』は大切な事だ。当たり前だがサクサク進む。シムも調整しなおした。バカみたいにひつこく何度も何度も納得がいくまでやった。まるで競技用の自転車のようにスムースにシャーっと回る。素晴らしいデキだ。
今度はグリップとモーターだけ組付け、動作試験と慣らしだ。少しの異音も逃すな聞き取れ、感じろ、集中しろ。

鬼のように母のように、入念に丹念に。


当たり前のように動く。当たり前だが嬉しい事だ。心を込めて組み立てる。目指すのは『アノ頃のように』組み立てながら自然に笑顔になるのがわかる・・・が。残念にも分割チャンバー下側。つまり、ロアレシーバーの給弾口にクラックが入っているのを発見した。補強しまくったプラレシーバーだ、どこかに負担はかかる。瞬着で硬めて様子を見ることにした。

7m試験射撃場(玄関)昨日の事が走馬灯のように甦る。しかし、躊躇していられない。自分を信じろ、出来ることはやったんだ。

的紙を睨み、トリガーに指を掛ける。

ゥィパンッ・・・やった!成功だ。

普通に動いた。今まで幾度となくやってきたことなのに感動していた。まさに『アノ頃』だった。
頼りない初速かもしれない。情けないHOPかもしれない。が、コイツはこれで行こう。猛暑の太陽がやけに眩しかった。

結局、心の葛藤みたいな二日間だった。

心なしか微笑んで見える気がする。(病気だな)

You'd Be So Nice To Come Home To・・・名曲だな。意味はだいぶ違うけど

皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは
  

Posted by てっぽさん at 22:56Comments(0)無印不良品