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Posted by ミリタリーブログ at

2013年02月19日

風鈴華山

『只今インフルエンザにつき迂回してください』

缶詰めである。きっと小説家だってもっとマシだ。

まず激しい寒気がある。
次にクラクラを伴う激しい頭痛。
しかし、これさえ無ければ小説家よりきっと幸せだ(小説家さんゴメン)
だってただ寝てればいいんだよ〜♪
でもさぁそもそもこの歳まで貫徹して遊ぶヤツがさぁ
そこまでして寝たいと思う?
つまり、療養中に発生する身体の修繕的な逆らえない眠気以外はガン無視する事で
『人間てっぽさん』として、どれ程回復したか図るため寝るのを止めた。
いつもの手帳に時間を記入する。至ってシンプルな計測方法

して、結果は!!

だいたい2時間眠り長くて30分起きて、また2時間眠る。

…まんま病人じゃねぇか!?

人生は短く絶えず誰かに急き立てられる

しかし、こんな面白い瞬間を逃してどうする?
さぁ、楽しもう。

やべ眠くなって…き…た


全ての狩人に至福の時を

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:52Comments(5)ショート・ショート

2013年02月19日

砂魂

他のヒトは知らないが、わたくしの夢に出演出来る条件がある。
それは『現実にわたくしが見た事がある』なのだ
だからお化けは夢には出て来ない。
漠然と何かに追われる。しかも速く走れない とか。
長いアーケードの真ん中立ち、後ろを見ると少しずつ電気が消えて、どんどん暗闇が近付く…。
要はいくつかの実体験をおりまぜて反映するのが夢と考える。
(あくまでも大きなお友達の空想科学小説です)

もひとつ、よくあるのが『物が無くなる』ではなかろうか。
夢の中で必死こいて握ってた10円玉
目が覚めた途端に無くなるあの焦燥感たら無い。

逆に何気無い行動からパニックへ
タバコを喫煙した経験があれば、恐らくあるのではないか?
先程まで吸ってたタバコが無い!?いやっ待て。ベッドではタバコは吸わないが…
しかし、現に吸ってたんだよ!!シーツ焦げちゃうよ!!
と、格闘すること3分ようやく自分の誤りに気付き、少し照れながらベッドに戻る。

そんな日常の中にインフルエンザによる高熱という因子が加わった好例です。

ではご覧下さい。

いつだったかも夢で見た事があるんだ。スペ太くんで200ヤード先の7cm的に2発命中。残念ながら3発目は教官に妨害され、目が覚め、それが夢だったと認識できたんだが、何だろう。あの感じは今でも役に立ってるんだ。夢だったのに

人間は身体に不調をきたすと悪夢を見るらしい。
それはある程度の知能があると出来るそうで、我が家のこてっぽさん(仮)も体調が悪い時、寝ピクしたり言葉は分からんが叫んで飛び起きたりする。
実に面白い!?

話しを戻す。前回のグタグタで3発…実質2発のショボい訓練は、そのテのデータがわたくしに無いのが原因と考える。手に入るあらゆる書籍や映像を頭に入れた。
ついに夢まで鍛練に使おうってワケだ。イカれてるぜ!!
大規模な事は無理でも、少なからず同じ事を目指すヒトはいる。と仮定する。そのヒトが大会をやりましょう。と告知する。それから始めるのでは、すでに3歩出遅れだ。
ギリーを羽織っていても、すでに相手のレティクルの中を歩いている。
だから、座学でもいい頭に叩き込んでおきたい。願わくば夢でも(笑)
お陰様でインフルエンザになった。ある意味チャンスだスナコン来い!!
しかし夢は中々コントロール出来ない。まして平熱35度台なのに39度ってのは熱湯コマーシャルみたいな感じだろうか?例えが古すぎる?
しかし、閉所戦闘における3発ショットガンの優用性はサブマシンガンをバディとした時の進行速度や面的制圧力など…ほとんど毎週実際やってるのと変わらなかった。
ちなみに実際も夢もわたくしは電ガン向きでは無い。特に閉所戦闘ではそう思えた。
いよいよ本命にたどり着けたようだ。本物は知らないがわたくしは普段スペ太くんを対衝撃の1500のジュラルミンケースに入れている。
まさに今それを持って走っている。BDUは先月買ったピクセルデザートだ。砂地で乾燥して暑い。恐らく熱が上がったんだろう。
数人の参加者には過去の自分がいる。ギリ子1号から3号…4号は実戦配備前に喰われたからいない。
他にも知った方々いたが…割愛(もうだいぶ長い為)
このメンバーを制してこそだろう…夢だけど
ブリーフィングが始まる。
参加者と教官がだぶってるあたりが夢らしいが実際なら参加しながら進行はえらく大変だ。せめて夢でも楽しんで行って下さい。
細かなレギュレーションなど自分の夢ながら感心した。座学が役に立ってる。夢だと認識していてもリアリティーには拘りたい。自分の中の執念にも似た部分に感嘆の意を送り、いよいよ射場へと移動を開始した。道中皆無言だ。恐らく自由にしゃべれるのはわたくしだけだ。簡単な『マトリックス』みたいなもんだ。自分でこの均衡を破壊しないように勤めた。
小高い丘からの撃ち下ろし150ヤード
一度に並んで撃つのは5人
一人づつに観測手を兼ねた教官が付く。
プローンマットに腹這いになり教官からの言葉に耳を傾け集中する。
困難な作業だが一人目の満射!?続いてもう一人。予想通りの二人だが、相手にとって不足は無い。
最初の班と交代する。プローンマットに身体を預けストックを当てがい、左手で安定させる。
『弾は5発!!俺様にセンタークリーン!!て言わせてみろ!!』教官が怒鳴る。
わたくしも精一杯の声で返す。
『了解!!』
ボルトダウン…息を吐く
「カァァァァンン…」
金属プレートの標的が美声を響かせる。
『よぉし』教官も満足そうだ
『続けろ!!』教官が促す。
『はいっ!!』わたくしは応え装填。

(キシュッ!!)

消音された発射音に続く金属プレートの歌声。  続きを読む

Posted by てっぽさん at 16:37Comments(2)ショート・ショート