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Posted by ミリタリーブログ at

2014年10月27日

ライジングさん

こうして記録を残していると言う事は、わたくしはあの地獄から生きて戻った証(あかし)である。

今から38時間前、「朝飯前のほんの腹ごなしだ」と大尉に促され、ヘリのドアは閉じられた。
"朝飯前"のお気楽な任務はヘリから大地を踏みしめた瞬間から朝飯はお預けになるのを理解した。

「また味方がやられたぞ!?衛生兵どこだっ!!」あちこちでそんな叫びが聞こえる。
我々はそんな彼らの悲鳴にも似た声と次々に迫る民兵の怒号に圧倒されつつあった。

『ここを死守だ!!これ以上はやらせん!!』
10月も終わりが近いこの日、まるで、あの真夏が戻ったかのような暑さ、そして砂塵・・・まさに地獄だ。
『狙撃班!!聞こえるか?そっちからは民兵は見えるか?』
市街区の高所に控える狙撃班にコンタクトを取る。

『ああ、お前達めがけて50人はいる。早く移動しろ!!援護してやる。そこから離れるんだ!!』

直後に彼のいたビルの屋上にRPGが数発、轟音と共にビルは倒壊し連絡は途絶えた。
民兵達は歓喜の雄叫びを上げる。
その声は僅か数ブロック先から聞こえる。

『全員、残弾チェックしろ!!なんとしても拠点を守りきるぞ!!』

わたくしはショットガンにありったけのシェルを喰わせ、グロックのマガジンをポーチに捩じ込んだ。

深く息を吸い込み空を仰ぐ、何か決意じみたセリフでも吐こうかと思ったが、それを飲み込んだ。
ショットガンをコッキング初弾を装填し、走り込んで来たひとりを倒す。
『ワンダウン!?そっちへひとり行ったぞ!!』
わたくしは次弾を装填し向き直った瞬間・・・

『終ぅ〜了ぉ〜っ!!』

そんな晩秋のゲーム日和な1日でした。  

Posted by てっぽさん at 22:26Comments(0)ゲーム参加