2012年07月04日
僕はあの森で本当に見たんだ。(旅立ち編?)
全てが終わり誰もがその余韻に浸っている。ある者は涙を流し、またある者は空を見上げ嗚咽している。
この異常ともいえる状況をただ一人、冷静に眺めていた。この先に何が待っているのか?
わたくしだけがこの先に待ち構えているシナリオを知らされていない。おそらく、いや、絶対に喜ぶべき結果は待っていまい。
なんとかしてこの場から脱出しなければ、しかし、漠然と逃走すれば、トラックを虎のように疾走するベンジョンソンのような
ウォーズマン鬼軍曹に捕まり、肩口にがっつり食い込む"フィンガーチャンネル"を焼印のように付けられ、まさしく「ヘブン状態」だ
仮に音をたてず、この場を去っても「鬼の黒豹」三沢教官にあっという間に追いつかれ、至近距離からLMGをくらうか截拳道をお見舞いされる。
運良く見つからない所まで逃げても2000m超の距離から龍の雷の如く眉間にトンネルを掘られ鬼十兵衛軍曹から"エロトランプ"を貰うのは目に見えている。
CQC・・・敵うかっ!!この中で一番弱そうなのはわたくしだ。どう見たって、昇竜拳っ!?昇竜拳っ!!波動~拳ンン!!!のトリプルコンボ
一撃KOだ。勝ち目は無い。そんなわたくしの不安を知ってか知らずか、森マーパットメガネ’sは『軍曹殿そろそろでは?』と
何か合図を送った。「三人は鬼キュアMAXハード」・・・この際、何でもイイ。が"Kill"のハンドサインを出す。「終わった」短かったが
後悔は・・・アリアリの人生だ。こんなのイヤだ!?助かりたい。命乞いだ!!何でもする。とにかく命だけは・・・
森マーパット(坊主頭)に羽交い絞めにされる、抵抗する力は残っていない。喉を切られてオダブツなのか?
森マーパット(フィンガーチャンネル付き)が近づく。もうだめだ・・・
ドスッ!!!みぞおちに強烈な一発。息が出来ない、薄れ行く意識のなかでヒトツだけ思ったことがある。
『朝のようにスタンガンを使って欲しかった』。
気が付くと自宅のベッドだ。良かったアレは夢だったんだ。そりゃそうだ、あんなオカシな事あるはずないじゃないか。
体中痛いのは寝違えたせいだ、そうに決まってる。悪夢から開放されたわたくしは、それを取り返すためのプランを考える。
イヤな夢を見た後は楽しい事をしよう。そうだ!!買い物だ。今日は久しぶりに散財しよう。それもアリだ。
早速ベッドから飛び起き、着替えを始める・・・現実とは酷い。
きちんと履いていたはずの「リラッくまのブリーフ」は裏返しになっていた。わたくしは今日という日を永遠に忘れまい。
漢(おとこ)なら拳骨で通れ!?
どの拳がいいか選ばせてやる!!
● ● ● ● ●
----最終ラウンド(続き)----
ゴンちゃんの壮絶な最期を見送りつつ、前方の警戒は怠らなかった。途中、ジャンさんロストと言うポカをやったが、眼前のブッシュのどこかに必ずいる。わたくしは時間の許す限り移動を最小限に留め、這い蹲り、耳を澄ませた。
『時間も迫る、もしかしたら迂回したかも?』希望的観測が早く四肢を動かせと急かすが、未だノーポイント、焦って撃ち取られる
わけにはいかない。わたくしは完全に静止し、微かな音も逃さない状態をキープした・・・しかし、気配も音も「安全だ」と語っているように思えた。『頃合だ。』わたくしは覚悟を決めて前進を開始。大胆に、ではなく、あくまでも慎重に、最悪の場合いつでもダッシュ出来る体勢を維持し、
時間の許す限り緩やかに進んだ。
わたくしの移動速度、索敵能力、射撃精度、その全てを織り込んだ「残された時間」がやってきた。やや上体を起こし歩を速めようとした瞬間。
パシッ!?・・・
わたくしの『第5回 ドM-1GP』は終わった。あくまでもクリーンなスポーツだ。到らないとはいえ、ベストを尽くした。
『ヒット!!』 静寂の森の中、響く中年のヒットコール。イメージの世界では、わたくしは、まさに心臓に弾丸をくらい、力なく崩れる。
墓標も何も無い、静寂の森と同化していく・・・カッコウ付けて書いたが、要は「戦死」した。
フィールドより小高い丘にセイフティーがある。とぼとぼ登っていくと、我々の陣地のホワイトボード周りが一望できる。
すでに「戦死」した仲間たちと、いわゆる"天国"から展開を眺める。
すると、わたくしが「戦死」した正面よりジャンさんとダメさんがまるで映画のワンシーンのように、極自然に颯爽と連携しながらボードに迫る。
それは「素人的」に言えば文句無くカッコウいい、揃いのBDU、整った連携、無駄のない動き・・・揃いのメガネ?? えぇっ?
一人が進み、それを自然にカバー。そして、また前進。 『悪夢の訓練』の成果、その後の自己を高める行為。しばし、嫉妬と羨望が入り混じった不思議な感覚でそれを見ていた。
普段の彼等からは大よそ想像できないスキルの高さ、おっさんだから言うんじゃない。本当に敬意を込めて思った・・・
『若い者も捨てたモンじゃない』
でも、ちょっとだけ悔しいから、セイフティーいた"天国"の仲間たちに言ってみた『いやぁージャンさんは捕捉してたんだけどなぁ』
なんの負け惜しみなのか、言ってどうする? まぁとにかく言ってみたかったんだよぉ・・・そういう時ってあるじゃん?
アッコー中尉がさりげなく『・・・そこの見極めも重要なんだよ』 ガーン!?解ってはいたが、ごもっともです。非常に重みのある言葉
おっさんはちょっとだけ赤面していたのを「三代目 森蔵」で隠した。
そんな おセンチな時間も終了の時が来た。"天国"のゴンちゃんが声高らかに叫ぶ
『終ぅ~了ぉ~』
・・・ねぇパトラッシュ?僕、なんだかとっても眠いんだ・・・(???)
まだまだ引っ張ります。次回の最終回まで待て!!
この異常ともいえる状況をただ一人、冷静に眺めていた。この先に何が待っているのか?
わたくしだけがこの先に待ち構えているシナリオを知らされていない。おそらく、いや、絶対に喜ぶべき結果は待っていまい。
なんとかしてこの場から脱出しなければ、しかし、漠然と逃走すれば、トラックを虎のように疾走するベンジョンソンのような
ウォーズマン鬼軍曹に捕まり、肩口にがっつり食い込む"フィンガーチャンネル"を焼印のように付けられ、まさしく「ヘブン状態」だ
仮に音をたてず、この場を去っても「鬼の黒豹」三沢教官にあっという間に追いつかれ、至近距離からLMGをくらうか截拳道をお見舞いされる。
運良く見つからない所まで逃げても2000m超の距離から龍の雷の如く眉間にトンネルを掘られ鬼十兵衛軍曹から"エロトランプ"を貰うのは目に見えている。
CQC・・・敵うかっ!!この中で一番弱そうなのはわたくしだ。どう見たって、昇竜拳っ!?昇竜拳っ!!波動~拳ンン!!!のトリプルコンボ
一撃KOだ。勝ち目は無い。そんなわたくしの不安を知ってか知らずか、森マーパットメガネ’sは『軍曹殿そろそろでは?』と
何か合図を送った。「三人は鬼キュアMAXハード」・・・この際、何でもイイ。が"Kill"のハンドサインを出す。「終わった」短かったが
後悔は・・・アリアリの人生だ。こんなのイヤだ!?助かりたい。命乞いだ!!何でもする。とにかく命だけは・・・
森マーパット(坊主頭)に羽交い絞めにされる、抵抗する力は残っていない。喉を切られてオダブツなのか?
森マーパット(フィンガーチャンネル付き)が近づく。もうだめだ・・・
ドスッ!!!みぞおちに強烈な一発。息が出来ない、薄れ行く意識のなかでヒトツだけ思ったことがある。
『朝のようにスタンガンを使って欲しかった』。
気が付くと自宅のベッドだ。良かったアレは夢だったんだ。そりゃそうだ、あんなオカシな事あるはずないじゃないか。
体中痛いのは寝違えたせいだ、そうに決まってる。悪夢から開放されたわたくしは、それを取り返すためのプランを考える。
イヤな夢を見た後は楽しい事をしよう。そうだ!!買い物だ。今日は久しぶりに散財しよう。それもアリだ。
早速ベッドから飛び起き、着替えを始める・・・現実とは酷い。
きちんと履いていたはずの「リラッくまのブリーフ」は裏返しになっていた。わたくしは今日という日を永遠に忘れまい。
漢(おとこ)なら拳骨で通れ!?
どの拳がいいか選ばせてやる!!
● ● ● ● ●
----最終ラウンド(続き)----
ゴンちゃんの壮絶な最期を見送りつつ、前方の警戒は怠らなかった。途中、ジャンさんロストと言うポカをやったが、眼前のブッシュのどこかに必ずいる。わたくしは時間の許す限り移動を最小限に留め、這い蹲り、耳を澄ませた。
『時間も迫る、もしかしたら迂回したかも?』希望的観測が早く四肢を動かせと急かすが、未だノーポイント、焦って撃ち取られる
わけにはいかない。わたくしは完全に静止し、微かな音も逃さない状態をキープした・・・しかし、気配も音も「安全だ」と語っているように思えた。『頃合だ。』わたくしは覚悟を決めて前進を開始。大胆に、ではなく、あくまでも慎重に、最悪の場合いつでもダッシュ出来る体勢を維持し、
時間の許す限り緩やかに進んだ。
わたくしの移動速度、索敵能力、射撃精度、その全てを織り込んだ「残された時間」がやってきた。やや上体を起こし歩を速めようとした瞬間。
パシッ!?・・・
わたくしの『第5回 ドM-1GP』は終わった。あくまでもクリーンなスポーツだ。到らないとはいえ、ベストを尽くした。
『ヒット!!』 静寂の森の中、響く中年のヒットコール。イメージの世界では、わたくしは、まさに心臓に弾丸をくらい、力なく崩れる。
墓標も何も無い、静寂の森と同化していく・・・カッコウ付けて書いたが、要は「戦死」した。
フィールドより小高い丘にセイフティーがある。とぼとぼ登っていくと、我々の陣地のホワイトボード周りが一望できる。
すでに「戦死」した仲間たちと、いわゆる"天国"から展開を眺める。
すると、わたくしが「戦死」した正面よりジャンさんとダメさんがまるで映画のワンシーンのように、極自然に颯爽と連携しながらボードに迫る。
それは「素人的」に言えば文句無くカッコウいい、揃いのBDU、整った連携、無駄のない動き・・・揃いのメガネ?? えぇっ?
一人が進み、それを自然にカバー。そして、また前進。 『悪夢の訓練』の成果、その後の自己を高める行為。しばし、嫉妬と羨望が入り混じった不思議な感覚でそれを見ていた。
普段の彼等からは大よそ想像できないスキルの高さ、おっさんだから言うんじゃない。本当に敬意を込めて思った・・・
『若い者も捨てたモンじゃない』
でも、ちょっとだけ悔しいから、セイフティーいた"天国"の仲間たちに言ってみた『いやぁージャンさんは捕捉してたんだけどなぁ』
なんの負け惜しみなのか、言ってどうする? まぁとにかく言ってみたかったんだよぉ・・・そういう時ってあるじゃん?
アッコー中尉がさりげなく『・・・そこの見極めも重要なんだよ』 ガーン!?解ってはいたが、ごもっともです。非常に重みのある言葉
おっさんはちょっとだけ赤面していたのを「三代目 森蔵」で隠した。
そんな おセンチな時間も終了の時が来た。"天国"のゴンちゃんが声高らかに叫ぶ
『終ぅ~了ぉ~』
・・・ねぇパトラッシュ?僕、なんだかとっても眠いんだ・・・(???)
まだまだ引っ張ります。次回の最終回まで待て!!
Posted by てっぽさん at 22:26│Comments(5)
│ゲーム参加
この記事へのコメント
遅くなりましたがお疲れ様でした〜。
いや〜ひっぱりますね〜(笑)
ところで…これではまるで我々二人が人でなしみたいじゃないですか…ねぇ?
(平成元年式ハイエースのエンジンを掛けながら)
いや〜ひっぱりますね〜(笑)
ところで…これではまるで我々二人が人でなしみたいじゃないですか…ねぇ?
(平成元年式ハイエースのエンジンを掛けながら)
Posted by ダメンフィス at 2012年07月05日 00:03
たしかてっぽさんが番号確認(痛恨の書き間違え)できたときに
こんなやりとりがあったのを強く覚えています。
てっぽさん「スクールの訓練が役に立ちましたね」
軍曹「おめぇ、俺の後ろに着いて来ただけじゃねぇか!!」
この一連の流れ、すごいおもしろかったです。
(平成元年式ハイエースをドドメ色に塗りたくりながら)
こんなやりとりがあったのを強く覚えています。
てっぽさん「スクールの訓練が役に立ちましたね」
軍曹「おめぇ、俺の後ろに着いて来ただけじゃねぇか!!」
この一連の流れ、すごいおもしろかったです。
(平成元年式ハイエースをドドメ色に塗りたくりながら)
Posted by ジャン・ジャラ at 2012年07月05日 00:36
森マーパット1号・2号 コメントありがとうございます
やめなさい!? どっちが1号だっていいじゃないか!! ほら離れて・・・。
ダメ様 明日起こる事を予言するようなタイミングですねぇ
詳しくは明日わかるんですが。とにかくお疲れ様でした。
ずっとヤラレっぱなしでした。でも、楽しかったです。
ジャン様 ハイエースの色変更までは考えてなかった・・・。
今回のドMでは、今までと違った意味で学んだ事が沢山ありました。
明日、ハイエースの中でじっくり話しましょう。
やめなさい!? どっちが1号だっていいじゃないか!! ほら離れて・・・。
ダメ様 明日起こる事を予言するようなタイミングですねぇ
詳しくは明日わかるんですが。とにかくお疲れ様でした。
ずっとヤラレっぱなしでした。でも、楽しかったです。
ジャン様 ハイエースの色変更までは考えてなかった・・・。
今回のドMでは、今までと違った意味で学んだ事が沢山ありました。
明日、ハイエースの中でじっくり話しましょう。
Posted by てっぽさん at 2012年07月05日 00:46
前半が「白昼夢」で、後半が「現実」って方法が、面白いけど
「白昼夢」の部分に、例えを盛り込みすぎだろ(笑)
でも、面白いですね。
てっぽさんの心情の描写と、あえてカッコ悪い自分を表現する部分が、逆にカッコイイ。
ゲームのブログ書く人って、自分のカッコイイ部分を盛り付けて書く人が多いからね・・・・。
「白昼夢」の部分に、例えを盛り込みすぎだろ(笑)
でも、面白いですね。
てっぽさんの心情の描写と、あえてカッコ悪い自分を表現する部分が、逆にカッコイイ。
ゲームのブログ書く人って、自分のカッコイイ部分を盛り付けて書く人が多いからね・・・・。
Posted by 十兵衛軍曹 at 2012年07月05日 08:24
軍曹殿 コメントありがとうございます
最初は前半はオマケだったのですが、いつの間にか『そっち』が本編になりつつあります(笑)
自分を格好良くも何も、その要素が皆無なので、格好良く書きようがなくて・・・
はいソコッ!!笑わない!!
いつかノーベル文学賞を獲る漢(おとこ)と呼ばれたい
またソコッ!!腹かかえて笑わない!!
最初は前半はオマケだったのですが、いつの間にか『そっち』が本編になりつつあります(笑)
自分を格好良くも何も、その要素が皆無なので、格好良く書きようがなくて・・・
はいソコッ!!笑わない!!
いつかノーベル文学賞を獲る漢(おとこ)と呼ばれたい
またソコッ!!腹かかえて笑わない!!
Posted by てっぽさん at 2012年07月05日 10:22