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Posted by ミリタリーブログ at

2012年07月31日

成し遂げんとした志をただ一回の敗北によって捨ててはいけない。

以前、書いた事があるが、わたくしの身体はポンコツだ。大きめの骨で大別すると、ほとんどの箇所がボキッとなっている。
覚えている限りで挙げてみると・・・上から右の鎖骨、左のアバラが下から3本ほど、左手首、右ひざ、右足首etc、etc。
別に骨が脆いわけではない。牛乳は中学以来飲まないが、いつだったか骨折したときに骨密度なるモノを計測したら、
常人よりかなり骨は固いらしい。結論『地球や金属のかたまりには挑むな』痛いから。

そんなこんなでエアコンが嫌いだ。しかし、ここ最近は異常なほどの暑さで、室温は優に40℃を超える。それでも、なんとなく
そのまま過ごしていたのだが、あまりの温室っぷりに家族が強行冷却してしまった。以来、寒い・・・っつうか痛い。
うちには柴犬の「こてっぽさん(仮)」がいる。ふだん外にいるが、ヤツの行動を観察すると「暑さとの共存法」を見出せそうな気がする。
さすがに小屋の周辺に日陰をこしらえてやったが、彼なりに工夫している。犬は穴を掘るのが総じて好きだが、柴犬は顕著に穴を掘る。しかも自分の住処の足元を自分がスッポリ入るくらい掘る。すると、小屋が高床式住居のようになり風通しがよくなる。
ヤツの小屋には日よけのシートがあるから、直射日光は遮り、尚且つ風通しのよい、快適な住まいが完成する寸法だ。
小屋に入らない時は、カタカナの「ヒ」の字になり冷えた地面に身体の片面における最大面積を預ける。想像しただけで気持ちよさそうだ。
わたくしも実際、廊下でトライしている。実に気持ちいいが、熱帯夜でもない限り、明け方にはハラが痛くなる。つまりその位冷たくて気持ちが良いのである。
廊下は固くて身体が痛そう?慣れればニンゲンどこでも寝られる。わたくしの数少ない特技のヒトツだ。これは強みだ、と前向きに考えている。

つまり、エアコンに頼らなくても「快適に過ごす」なんてのは出来そうな気がする。慣れと若干の忍耐が必要ではあるが。
思い切って家中のエアコンを停止した。窓を開け放ち、葦簀(よしず)を下げ、実にいい雰囲気だ。日本の夏なのだ。
さすがに冷え冷えではないが廊下やフローリングもまぁ快適だ。わたくしはゴロリとヒの字になり扇子をハタハタあおりながら『いい。実にいい。』と快適を享受していたのであるが、事態は一変する。そう、嫁殿が帰ってきたのだ。
『あー暑い。・・・』と帰って来たそうそう機嫌が悪そうだ。『あれ?エアコンは?』無防備にヒの字になったわたくしを見下ろしながら、雪女のように睨んでいる。『あなたの方がよっぽど涼しそうです』とは口が裂けても言えない。
まぁここはナイスアイデアのプレゼンをしてご機嫌を直してもらおうと、ヒの字のまま向き直り、最高の笑顔で呟いてみた。
『おかえり、暑かったろう? こうやってヒの字になると涼しいんだよ。やってみな』
最高のプレゼンだ。売りたくもないモノを売ったり、効果が無いのに効果テキメンなんてインチキじゃない。自分が経験して最高だと思ったモノを提供している。自信たっぷりに隣りを勧めた・・・が。

『いいよねぇゴロゴロしてればいいんだから・・・』

えっ?裏目った?やっちまったかい?
以来、我が家では廊下でヒの字はこてっぽさん(仮)のみ許される行為として、禁止条例が発布された。
負けんぞ、権力なんかに。絶対にあの快適をとりかえしてやる!!

Toutes les choses confortables sont le même.


ハイセンスな扇子でパタパタ



皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:26Comments(2)ショート・ショート

2012年07月30日

絶対に屈服してはならない。絶対に、絶対に、絶対に。

おりしも世間はオリンピック真っ盛りである。わたくしは全然興味が無い。この相容れない関係は思わぬ問題を引き起こす。
主要新聞、TVのニュース「オリンピック」一色である。つい先日まで熱心に報道していたモノや特集していた事・・・過去の遺物だ。
開会式直前に揉めてたアノ問題や事件は、実は開会式で打ち消されるから「オールOK」て感じでやっつけで世に出たのでは?と思うほどだ。

世界的祭典オリンピック・・・まぁいい。好きなヒトで盛り上がるのは大いに結構だ。
実際、無関係を装ってもTVから流れる「日本選手のメダル速報」には目が行ってしまうのは紛れも無い事実だから。

先日、行きつけのバーへ行った。マスターは若いが「バーの何たるか」は抑えており、客層も非常に良い。逆にいうとわたくしの方が場違いな感じさえ否めない「良いバー」なのだ。
上質な酒と上質な音楽。そして上質な空間。地方都市としては文句の付けようの無い、素晴らしいバーだ。

いつものように半地下への5.6段の階段を下る。胸がときめく瞬間だ。改装された時に付け替えられた重厚なドアの趣きが非常に嬉しい。ドレスコードなど無いが、上質なバーへの敬意を示すカタチで、そこに出向く時は必ずジャケットを着る。その日は久しぶりに誂えたサマースーツなんぞを着込んでみた。もっとも、わたくしが着ると「モジャモジャ頭のスタンスフィールド」みたいになってしまうが、ドレスコードではなく、自身の敬意の表れなので良しとした。

『いらっしゃいませ。今日はおひとりですか?』控えめなマスターの挨拶はそれ自体が心地よい。なぜ、『今日はおひとり』と聞くのか?実はわたくしは連れ立ってこのバーに来たことはない。いつも『おひとり』なのだが、ある意味こういったハイクラスなバーは見栄を張る連中が多いので、ひとりの客には『今日はおひとり』と声をかけるらしい。気の利いたこった・・・

最高の挨拶にもてなされた瞬間に目に飛び込んできたのは、カウンターの端に設置された「オリンピック中継を流すTV」だった。
3人ほど客がいたが、食い入るように画面を眺めていた。
別にこういった時期だし、ヒトがやることに文句を言うつもりもないが、あえて何かを発するなら『ソレを見たいのならここじゃ無くてもいいんじゃねぇかい?』
酒の味は変わらないだろう。ただ、上質の音楽とそれに見合った照明や佇まいを含む、上質の空間は存在しない。
ただ、こちらにも足を運んだ意地がある。そこでヘソを曲げて出て行くのは簡単だが、あえてそこに混在することで何かが得られる気がした。
いつものカウンターには着かず、あえてTVから一番遠いテーブルに陣取る。このバーのマスターは若いが優秀だ。直ぐに状況を見抜く。いつも頼む「マテニーのロック わたくし好みアレンジ」を何も言わずソッと置く。去り際独り言のように呟く『あと、15分ほどになります』
なるほど、タクシー待ちのヒマつぶしにヤツらはTVを拝んでいるのか。口角が少し持ち上がるのが解る。なんとなく『勝ったな』なんて了見の狭い勝鬨を心の中で叫びマテニーをグビリと喉に滑らす。
それから約15分、ドアが開きタクシードライバーが退帽しながら覗き込む。2人がマスターに声を掛け去っていった。
バーにいつもの安息が訪れ・・・ない!?残りの客がマスターに声を掛ける

『マスター!!テレビの音、大きくしてくれる?』

な、なんだと?こいつはさっきまでTVに背を向け抵抗していた同志ではなかったのか?思わぬ伏兵にマスターも同意せざるを得ない。バーは一段と普段の様子から離れていった。ま、まぁいいさ、わたくしの店じゃないんだし。
ほどなくして、"アフター"の2人組みがドアを覗き込む。カウンターに着くなり『おっ!!どうなの?メダル獲れそうなの??』

負けるな日本、がんばれてっぽさん!!

この後、どうなったかは知らない・・・

Tout le monde ne peut pas aimer la chose que tu aimes par tous les moyens.


他意は無い。人類の平和の祭典に幸あれ


この、ひねくれ者。


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:25Comments(0)ショート・ショート

2012年07月27日

自分の道を進む者は、誰しも英雄である。 本当か?

かくして「正解を探す旅」に出かけようと思ったが、あまりにも暑い。
このままマヌケに外を徘徊したら、土から出てみたものの帰り道を忘れ干物になったミミズみたいになってしまう。
さすがのわたくしもそこまでマヌケではない。
では、ドコに答えを求めるか?ちゃんと考えてある。「図書館」だ。・・・ん?
こう見えても(見えないけど)図書館へはよく出かける。最近はマンガなんかも置いてあって、恐らく誰が見ても「お前は図書館に不要」的な
ヤツもよく見かける(自分もその中に含まれている可能性大) しかし、わたくしは全く不似合いなカテゴリーによく出没し、書棚の角でよく悲鳴をあげられる。まぁそうだろう「ホニャララのコーナー」や「フニャララ全集」あたりにこんなのがいたらわたくしだって絶叫する。
その位不似合いだが、図書館には良く出没するのだ。
もうひとつ理由がある。せっかく納税の義務を果たしているのだから、その恩恵に与る権利はあるはず。
その恩恵とは・・・キンキンに冷えた空調だ。我が家はどの部屋も28℃設定だ。別にエコエコアザラシではない、単に元ボーンクラッシャーなので、クーラーの風は"古傷"にしみるのだ。家族から盛大なブーイングを受けても我が身の危機には代えられないのでシカトを決め込む。
ところが、容積のデカイ空間でのクーラーはその広大な空間を冷やすためなのかマイルドなのだ。まぁ低すぎる温度は身体が痛いが、昨今の節電気運の高まりで実に過ごしやすい空間に仕上がっている。
すっかり居心地の良い空間に満足したわたくしは意外にもお気に入りのヒトツ「各社の新聞」を読み漁る。はらたいらバリに端から端まで読むのが週に一度の楽しみなのだ。
それが済むといよいよ本題の「正解探し」だ。正直、正解なんてどうでも良いのだが、ここでやめると今週のネタが無くなるので頑張ってみよう。やはり「フニャララ」あたりか?「ホニャララ」にも捨てがたい書籍があったはず。書棚をナメるように進む、途中『これはっ!!』ってのもあったが、まだまだ弱い。「刺激への探求は衰えを知らない」なんだか本題から逸れ始めていたが、面白くなってしまったので、この際、どうでもよかった。
ふと我に返った時、ヒトツの思いが頭に表れた。『知の王道を進みし賢者は、その崇高なる精神において・・・』長い。しかも思い出しきれない。要は何においても自身の決めた道を邁進するヤツはエレぇーってこったい。
もはや勝手に賢者の領域に入った気分のわたくしは、かなりマニアックな書籍を台車に載せ閲覧を始める。なるほど興味深い、読めば読むほどワケが解らない。プラトン?サルトル?ヴィンデルバルト?こう言っちゃなんだが、「となりのババァ」や「小動物教授」の方が凄いぞ・・・ある意味な。
訳ワカラン本を読みふけっているうちにこう思った。『まさに今、わたくしは知の探究者だな。我が道を行く孤高の旅人だ。』
マニアックな本を山積みにした、怪しいアフロが気になったのか、司書さんが近づき声を掛ける。

『凄いですね。こんなに難しい本』『本当に解るんですか?』

たぶん・・・たぶん悪気は無いんだと思う。思いたい。あの微笑は嫌味ではないはずだ。

半泣きで一冊の本を借りた。「初心に返る」そういった意味でも間違えでは無いだろう。しかし、児童図書と一緒で、世の中には"読まなければいけない「旬」が存在する本"も数多くある。手に取ったのはそういう一冊だ、遅れてきたルーキーには調度良いのかもしれない。

何度か読んだことのある本を読み始めた。あの時思った事とはだいぶ受け取り方は変わった、時間は確実に流れている。
かつて英雄と呼ばれた者が我が道を貫き通した為、反逆者の謗りを受ける事もある。道はひとつでは無い、無数に選択肢がある。
ただ、今日の本の選択肢は間違えのようだ。それは間違っていない。

Regarde la force de la tête dure.

無関係なようだが、実に似ている。



皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:30Comments(2)ショート・ショート

2012年07月26日

恥はチカラなり。

先日のド派手なドアブリーチングにより近所の心象は底値に達していた。
無理も無い、イカレたアフロ野郎が白昼堂々押し込んで来たのだ。顔見知りだったとしても不愉快極まりないであろう。
こんな状況を打開すべく、近所の知恵袋。または、長老と呼ばれるオトコの家の門をくぐった。
彼は元大学教授で考古学が専門だ。まさに温故知新、今を生きる事と過去への尊敬。道は続いているのである。

彼は引退したとはいえ「教授」や「先生」と呼ばれる。さすがのわたくしも「ジジィ」とは呼ばない。「教授」と呼んでいる。
気楽な隠居暮らしの老人へ訪ねたとはいえ、突然の訪問だ。礼を失する事のないよう「アイスまんじゅう」なる手土産を持ち
書斎へ通された。『教授、おじゃまします』至極丁寧かつ愛想もへったくれも無い社交辞令を放った。『うむ。暑いのにご苦労だね』地方都市とはいえ下町だ。穏やかな口調だがこのクソジジィも口は悪い。
『これ』持っていた「アイスまんじゅう」を差し出す。この場合普通ありえないチョイスだが、変わり者のジジィなのでこういった
「俗っぽい」モノが好きなのだ。うんうんと頷きながら袋の中をのぞく。小分けにされたひとつを取り出し、モフモフいいながら
アイスまんじゅうを食らうジジィはちょっとかわいい気がしないでもない。ちょっとした小動物に餌付けをしている気分だ。
ほどなくして、メイド・・・と言っても「家政婦は見た」的なメイドさんだが、このクソ暑いのに紅茶を持ってきてくれた。
小動物のおやつタイムが終わるまでガラスのポットを上下する紅茶の葉を眺めながら、ここに来た事は意味が無いんじゃないかと
思い始めていた。
『何か用事があるんじゃないのかね?』おやつタイムが終わり、小動物は口ヒゲを粉だらけにしながら訪ねる。"飼い主"としては
粉だらけのペットが不憫に思えて、手元にあるティッシュを一枚渡した。
『二枚。』  『へっ?』『二枚欲しい。』 こともあろうに"ペット"はティッシュを二枚目を要求した。わたくしが渡さなければ気にもしなかったくせに。

ようやく本題に入れそうだ。わたくしは教授に経緯を話し、率直にどぉすれば良いかを訪ねた。正直、まっとうな答えは期待しない。
面倒臭くなってきたからだ。
すると「教授」は紅茶を啜りながら、中東文明の話しやアフガニスタンでの発掘の思い出。トルクメニスタンがどこにあるか、など
どうでもよい話しに華を咲かせ、勝手にクロージングに入ろうとしていた。

『つまりだな・・・全ては昔から続いているんだよ、そして未来永劫な。』

んっ?意味が解らない。わたくしにどうしろと言うのか?ひとしきり語り、「教授」は満足そうにもうひとつアイスまんじゅうを食べ始めた。
何かいい事言いました的なオーラを出して、満足そうだ。やはりコイツに聞いたのは間違えだったと思った時、二つ目のアイスまんじゅうを完食したヤツが言う。

『わしにはワカラン』  やっぱり。

無知はチカラなり・・・自分で答えは探そう。

Ce qui tu dis est peu fiable.

答えを探す冒険だ



皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:41Comments(0)ショート・ショート

2012年07月25日

叱ってくれる人を助けることは大きな使命である

高齢化が進んでいる。日本中ほぼ全ての場所に。わたくしの住むこの地方都市も例外では無く、旧市街という独特な環境がそれに拍車をかけていた。
向こう三軒両隣、年寄りばかりである。わたくしは土着だ。一時期を除いてずっとここで生活している。昔、おばさんだった人、おっかないおじさん。ほぼ例外なく年寄りになっている。
悪ガキだった頃(今も大して変わらないが)近所の誰にも叱られた。誰にでも声をかけ、叱る。時に誉める。古き善き時代がそこにあった。
今では叱る相手は激減し、まかり間違って叱ろうものなら、「頭のオカシイ爺ぃ」呼ばわりされるため昔より静かな街なっていた。

『街は生き物である』の言葉通り、今、古き善きモノは絶滅にあえいでいる。発生しては消えていく、生き物達の流れは変えられるものではないが、自分の足跡はなんとかそこに残しておきたいものでもある。
話しは長くなったが、要は年寄りが住みにくい街になったと言う事だ。それは置かれた状況だけでなく、環境もまたしかり。
今年も暑い。むちゃくちゃ暑い。しかし歳を重ねるとある種のセンサーが鈍くなるのか、窓を締め切り平然と道路を眺めている年寄りをよく見かける。
近所の初老のクリーニング屋のオヤジが言う。『お宅の隣りのバァちゃんさぁ。エアコン無しで締めっきりでいるじゃない。大丈夫かなぁ』
確かに心配だ。よく叱られたが、この時期「卵アイス」なる風船にアイスが入っているシロモノをもらった記憶が鮮明によみがえる。
「汝、隣人を愛せ」まさに世代交代。今はわたくしが助ける番なのだ。
隣りのバァちゃんはご主人に先立たれ、現在は一人暮らし。家業の建具屋も閉めて、入り口はカーテンが閉まっていて中の様子は伺い知れない。
昨日の昼間、隣りの町内のお年寄りが救急車で搬送された。熱中症だ。幸い命に別状は無かったそうだが、たまたま隣りの人が異変に気付き大事に至らなかった。
今日も蒸篭蒸しのような暑さだ。隣りのババァは生きているのか?想像はヒトをオカシクする。ババァが死んだらわたくしのせいだ。恩人を見殺しにして恥ずかしくないのか!!(まだ何ともない人をつかまえて失礼である)

居ても立ってもいられない精神状態は暑さも手伝ってピークに達した。
ドアブリーチングだ。ババァに施錠の習慣を身に付けさせたのは他でもないわたくしだ。早速、紺の上下を着込み、ベストにライトにヘルメット。そしてベネリM1014に12ゲージのドアブリーチング用シェルを装填する。
『ババァ待ってろ、今、助けてやる』チャージングハンドルが"カキーンッ"と鳴り、ベネリもわたくしの正義を後押しする。
慌しくブーツを履き、道路に飛び出る。『ババァ!!』わたくしは半狂乱になりながら隣のサッシ戸に跳び掛かる。

すると・・・カラカラカラ・・・軽いタッチでサッシ戸は開いた。中から程よく乾いた涼しい風がわたくしを迎える。
呆然とするわたくしを半ギレでババァが叫ぶ。

『エアコンたいてるんだから閉めとくれっ!!』

ババァ無事でよかった。エアコンあったなんて知らんかった。クリーング屋のオヤジに嵌められたのか?イヤ違う。あのオヤジはいい加減で有名だ。それを鵜呑みにした自分のミスだ。
マヌケに突っ立っているわたくしに、ババァが呟いた。『そうだ、卵アイス食べるかい?』

今年も暑くなりそうだ。

C'est vraiment bon.

レスキューセット




皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:23Comments(2)ショート・ショート

2012年07月24日

なんだって?お終いだって?ではココは?フィールドは?

今回、細かくゲームごとの内容を書けない。内容を期待していた、極々一部の閲覧者の方々にはお詫び申し上げる。

んで、個人的に胸熱だったゲームを抜粋して後半を締めくくりたいと思う。

リスポン戦裏:
今回のチーム分けは年齢によって細かく分けられた。前回、片方にヤングガン達がいってしまい。いい感じのゲームみたいだが、結果いつも同じチームが負ける、てな様子だったので、仮免さんも悩んだことだろう。わたくし的には勝ち負けには拘らないゲームなので、非常に楽しかったのだが、一応、平均を出したベストチームに分けられた。
私見だが、今回もワンサイドだったワケで、恐らくわたくしが入るチームには厄病神がいr(ry・・・わたくし?

だが、ワンサイドだった為に起きた、奇跡ともいえる"わたくし個人は楽しすぎるゲーム"が発生した。『弾数無制限・復活アリ・フラッグ戦』いわば満漢全席のようなゲームだが、エモノによる戦力差なのか、経験者の数の違いなのか、ヒットされ自軍に戻ると、そこは「地獄絵図」さながらになっていた。
テト攻勢も真っ青な押し込まれっぷり。5mも進軍すればヒットを獲られ、戻ってはヒットの繰り返し。そこでテンションを上げるために、運悪くそばにいたヤングを捕まえて叫んでみた。
『フラッグを護れぇ!!』
実にイイ。こういった自虐的シチュエーションの遊びは燃える。気が付けば、全員防御・ある意味玉砕体制。実にイイ。萌える。
正面、左翼と敵はドンドン近づく。さらに右翼、丘からも敵が斜面より撃ってくる。この時は『えむよん』を携えていたが、ノマグ派しかも中華マガジンで装弾数45発、ほぼリアカン。テンションMAXなわたくしはバカデカイ独り言でさらにテンションを上げる。
『これが最後のマガジンだぁ!!』
皆は迫り来る敵に忙しく、オッサンの独り言をかまっている場合ではないが、ひとりで萌えていた。
やった!!護りきった・・・と言うか全員フラッグのそばにいたし、復活戦だしあたりまえか。でも大変楽しかった。
こういったシチュエーションはなかなか味わえない貴重な体験だった。

エアコキ戦。ある意味『若葉会(仮)』の真骨頂ともいえるゲーム。オトナのゴッコ遊びの頂点とも言えるエアコキ戦。
わたくしは愛するギンギラ仕様.45をフルロードし走る。3マンセル、ちょっと固まりすぎか?いや、エアコキ戦。薙ぎ払われる心配は無い。ソロソロと進み接敵!!"カポン!!カポンッカポン!!"なんとも微笑ましい音だが、やってる方は真剣そのもの。
焦れば焦るほど当たらないのだ。しかし、わたくしはエアコキだけなら、この中で一番実戦経験が長いんじゃないだろうか?
なんたって経験したゲームの大半がサイドアームはエアコキ縛りなんて特殊ゲームばかり出てるからな。落ち着いて狙えば・・・ホラッね。なんて余裕あるわけねぇだろ!!自分のエモノを自力でコク・コク・コク・・・楽しい。まさに漢の世界だ。

そして、エキシビジョン『砦防衛戦』
これはCODE7のハンバーガーヒル頂上にそびえる、ヤグラを選ばれし漢達が護り、血に餓えた狼達がそれを奪う。シンプル且つ、胸熱なゲームだ。5人の漢達の中になぜかわたくしが入ってしまったのは気がつかなった事にしておこう。
メンバーはベテランがメインで、恐らく役に立たないであろうわたくしはヤグラに登り、陽動役をかってでた、というかやりたかった。登り口にはロシアンブラザーズ(今、思いついた)が付き、中腹にムラサメ氏(通常戦では狩られまくった気がする)が潜伏し、ヤグラ裏には仕事を終え午後から出動したホピ氏が護る。
まさに完璧じゃないか、我が軍は。なのでスタート位置から丸見えのわたくしは存在感丸出しで、スタート直後から狙撃していいのか迷っていたが、結局、足元に群がる群集を笑いながら狙撃していた。まぁ結論だけ言うと、ヤグラは堕ちたんだが、参加した方々は胸熱な展開を大いに楽しんだと思う。て言うか楽しかった。

お昼に仕事をさぼって駆けつけて、尚且つ差し入れや記念撮影までしてくれた方、仕事が終わってから駆けつけた方。初めての参加者。初めてサバゲーした方。とにかく一日楽しかった。また、お会いしましょう。

惜しむらくは、わたくしは諸事情でラストゲームに参加できなかった事だな。次回、インドア戦で僕と握手!!

戦友たちと共に

好きな言葉のひとつ『いちゃりば、ちょうでぇ』 また逢おう


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:21Comments(2)ゲーム参加

2012年07月23日

相手に至近距離で会えば悲劇 遠距離で見れば喜劇

昨日の夜、不幸な出来事が起こった。自宅のPCが永い眠りについた。今、黙祷しながら会社のPCにて先週末起こった出来事を書き連ねている次第である。

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わたくしは伏せていた。恐らくこの世で一番ではないかと思うくらい伏せていた。理由?目の前ブッシュに敵がいる。何人いるかは解からん。でも、いる。一番左にいるブッシュ寄りの味方は狩られた。すぐ左の味方もわたくしと同じで敵の位置を把握できていない。
最悪の場合を考慮し、ひとりで複数の相手をする準備をする・・・レッグホルスターからセカンダリーを・・・!!
まずった。完全に失敗した。先日、漢気たっぷりに気合の.357マグナムだぁなんて言わなきゃ良かった。
そう、手元にあるのはスペ太くんとM686だスペ太くんはともかく、M686は・・・。
なんて考えてるうちに、相棒は狩られた。まだ、敵は見えない。左に動き!!
マグナムの心配はもう必要ない。

わたくしは既に狩られていた。

小雨交じりではあったが、涼しく快適な環境だ。体も軽い。 いいゲーム日和だった。しかしオツムはそれに伴わず、記憶もあいまいな部分もあり、全て網羅できていない。申し訳ない、抜粋で行く。

今のところ、あるスクールの成果は無い。丘の中腹ブッシュの切れ目に身を隠し、自軍フラッグの守備と敵が進軍するであろう2つのルートを押さえる好ポジションにて敵を待った。
幸運な事に志しを同じくする若者もほどなくアンブッシュし、守備はほぼ完璧になった。中央や右サイドは攻防が続く、だが人数に比べ、撃ち合う音が少ない。やはりこちらに回った敵が数名。ブッシュの切れ目に敵影。距離の都合、スペ太くんは動かせない・・・またか!!またお前(M686)か!?もはや奇跡を信じるしかなく、初弾に祈りを込める「これで狩ったらお前はレギュラーだ」
しかし、レギュラー昇格の重圧に負けたのか、スペック通りなのか。5m前の敵は脱兎のごとく元にブッシュに戻った。
マグナム・・・あぁマグナム
少しずつ、戦線がこちらに近づく、ふもとを気にしながら、正面に敵の気配に気を配る。しかしマグナム、不安がいっぱい。
中腹に陣取った若者の気配が消えた。前進したのか、それとも・・・いや、狩られた様子は無い。どこかに潜んでいることを祈る。
中央ルート、木の根元あたりに敵影。フラッグに注目している。こちらに気付く気配は無い。静かにスペ太くんを構える。
肉眼よりも敵がグンと近づく。レティクル中央に居座る敵に心の中で呟く『すまん』理由は2つ。ひとつは距離にして15m、ノーマルとはいえ、備えなく背中のド真ん中に喰らう重量弾は痛いと思う。もうひとつは自分流の哀悼だ。
敵は静々と動く、深く息を吸いゆっくりと吐きながら、スペ太くんのトリガーを撫でた。
丸く拡大された世界の中心を白い点が相手の背中に吸い込まれていく、ゆっくりと確実に・・・
『イタっ!?ヒットォ!!』 本当にスマン これはある意味仕事だ。
守備隊としては上出来だろう。次の獲物を静に息を潜めて待つ。
斜面ルートから足音。方向やらから明らかに味方では無い。しかし確実に近づいてくる。
今、向き直ったら気づかれる。またしてもマグナム・・・敵が真後ろに来た。距離3mもないだろう。気付かれていない。
申し訳ない。マグナムは無理だ。スペ太くんを握り、ワンハンドで向き直る。
『すまん』・・・『わっ!!ヒット!!!』後で確認したらチェストリグに直撃だった。良かった。
このゲーム時間切れ。まぁわたくしが前線に出たところで状況は変わらないだろう。守りきったってことで良しとしておこう。

なんとなく長~くなりそうなので続く

アフロ二等兵、なにやら力説中

はみ出るアフロ・・・なんとか収まるハットを手に入れたいもんだ (画像提供 仮免さま)


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは
  

Posted by てっぽさん at 22:18Comments(0)ゲーム参加

2012年07月20日

コレは何もかも実験である。

ある日、いきつけのカフェに昼飯を食いに行った。あいかわらず「サウナの常連オヤジ」のようなギャルソンエプロンでマスターは迎えてくれた。
が、いつもと違い表情がさえない。『どした?オヤジ』わたくしはマスターとは決して言わない。彼もわたくしの呼び方は気に入ってくれているようで、かれこれ10年以上この呼び方だ。『いやね、奥のテーブルのお客さんがさぁ・・・』マスターは軽くアゴで合図する。
どおやら奥の席の4人のJKらしいが、やつらが何かしたのだろうか?よくよく聞いてみると「マイ七味」が気に入らないらしい。
わたくし的には、本当にそんな連中が存在する事自体が驚きで、テレビの中の空想の産物なのだと思っていた。が、ソレは間違えなく目の前に存在した。
なんとかして写真に残したいが、さすがに無理なのでそこはガマンしたが、それ以外はわたくしに何のメリットも無い集団なので
思わず『いんじゃない。好き好きで』と至極素直なコメントを述べたが、マスターはレオンの自爆で吹き飛ばされる寸前のスタンスフィールドみたいな顔で『ウソ~ん』と呟いた。

確かにマスターの作る食い物は美味い。しかも安い。だが、ここは高級レストランでもなければ、ジャングルのド真ん中でもない。
「マイ七味」が店的に都合が悪いなら断ればいい事だし、そうでないなら放っておけばいい。
マスターの言い分はこうだ。『私の料理は確かに高級じゃあない。ただ皆さんに喜んでもらいたくて、おいしくなるように一生懸命作ってる。それを味がわからなくなるほど辛くしてほしくないんだ・・・』長い。どうでもいいがブレンドはまだか?
だんだん面倒臭くなってきた。しかも腹が減っている。早くケリをつけたいので、ヤツらはどんだけ辛くしているのか聞いた。
『テーブルに置いてあるタバスコは新品だったけどカラになってる。それに個人個人七味をかけてる・・・』
・・・泣きながらトーニに諭されるマチルダのようにわたくしは話しを聞いていた。チラ見すると確かに鮭とアスパラのクリームソースは何故かトマトソースになっていた。
マスターは溜め息をひとつするとわたくしに言った。
『気を取り直して飛び切り美味いモノを作るよ。今日のオススメは朝一番で収穫したフルーツトマトのポモドーロだよ!!』
マスターに笑顔が戻った。

だからわたくしは答えた。

『いいねぇトマト抜きのポモドーロをもらおう』

Je suis gentil aux fesses.

ちなみに辛いものはニガテだ。

ヘタなモン入れたらデカいのケツにぶち込んでやる。

いい香りの包まれた午後に



皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:31Comments(0)ショート・ショート

2012年07月19日

一撃を外すことができるのは、一撃を放つ勇気を持った者だけだ

昨夜、仕事中にこんな事を言われた。
『てっぽさぁん。アイツに言ってやってくださいよぉ。何にもやらないんですよぉ』
彼は23歳、新卒のホープ。同期のヤツとウマが合わないらしい。

こう見えても(見えないけど)部下がいる。皆、有能だ(・・・) そして若い。若さとは、襲い掛かる矛盾と葛藤との闘いの時期だと
わたくしは思っている。若さ故にいらん問題を起こし、しょーもない事で対立する。まぁそれが仕事だ。

わたくしはこう見えても(見えないけど)若い衆に好かれる。うわべだけなのか、本当なのかは興味ない。おそらく、そんな"軽い"ところが要因だと思う。そんな感じなので、会社も当然、「面倒臭い今時の若者」の面倒見役を押し付ける。大した仕事をしているワケではないので、新人だろうと、退役寸前の老兵だろうと引き受ける。まるで『社内保育園付き老人ホーム』さながらだ。
わたくしは基本的に一匹狼だ。カッコウつけて言っているわけでなく、友達がいないワケでもない。誰といても俯瞰で眺めるのが好きだ。俯瞰で眺めるワリには、感情的で主観で行動する。つまり二律背反に近い、おかしなヤツな事は変わらないが、その一匹狼であるが故に、ヒトを面倒見良く仕事を教えたりはしない。そんな事は面倒で、それなら自分でやってしまう手合いなのだ。ただ、その「放っておく主義」が若者には居心地が良いらしく、やる気の無い今時の若者となんとなく日々を送っていた。時には上司と無駄に感情的に争っている姿を滑稽としてなのか、自分の為に闘う仲間と思っているのか知らないが、とりあえず、うわべの体裁は整ったチームであるのは確かだった。

そんな彼が昨夜放った「一発の凶弾」は普段はどおでもよいわたくしの琴線に触れた。何でわたくしが言わなきゃならん?
基本的に干渉しないのだから、ここだけ突っ込んだ物言いではオカシイだろ?なので、こう言ってみた。

『柿は自分で盗って喰った方が旨い』

当然、キョトンとしていた。わたくしも7割方的外れだと思った。でも、それでいいんだ。わたくしの気持ちだ。
『そぉっスね。』彼はそう言うと席に戻った。真意を解ってほしいとか、そういうのは無い。別にいつもどおりだ。
それ以来、ギクシャクするとか、クチをきかないとかは何も無い、いままでと同じだ。冷たいとか無責任とかそんな難しい事はワカラン。ただの仕事だ。

若いから、とかオッサンだからとかでは無い。ナントカとナントカは紙一重とよく言うが、そのナントカはごく普通にありふれている。

『一撃』を放つガッツを出すために使うな。もったいない

『一撃』を外した勲章がこの一杯だ

熱にやられた哀れなオッサンの戯言でした。


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:59Comments(0)ショート・ショート

2012年07月18日

世の中は、私の理解する以上に混沌に満ちている。

お昼のワイドショーを眠気眼で眺めていたら、芸能人の結婚やら出産やらと騒いでいた。
大きなお世話である。もっとも一挙手一投足を網羅されての有名人だろうから好きにやってくれ。

しかし、ふと気付いた事がひとつ。

いろいろなコメントなどに書き連ねてあったが『デキ婚』率が異常に高い。有名になると貞操観念(古いなぁ)がおかしくなるのか?
中にはそんなヤツもいるだろうが、全員その括りにするのは早計で、かといって有名人に知り合いなどいない。
ココから先はかなり私見の入った妄想なので、気にしないでご覧になって欲しい。

有名人は恐らく我々が想像するより多くの制約があると思う。複数年契約なのか単年契約なのか知らんが、『ココまでは仕事してもらうぜ』的な
仮に契約が成立している段階で、「俺はお前をJe t'aime.」なんてナイスガイが表れる。仕事に追われ、オフにはパパラッチに追われ、
心身つかれきった彼女は大した事ないアンちゃんに恋をする。恋の段階ならイイんだ。どんなアフォだって。だって恋は何回してもイイんだぜぇ(シラフです)。やがて、そのアンちゃんに負けないくらいアフォな彼女は思う。「このヒトとずっと一緒にいたい。毎日、顔を眺めていたい」 あぁそれだってイイんだよ。愛ってヤツだ。ただねぇ現実味もへったくれも無い空想活劇・・・まぁいいや。
んで、アンちゃんと彼女は無い知恵を絞る。「どおすればずっと一緒にいられる?」絞る・絞る・スクィーーーズ!!
このままだと契約もあるから、芸能事務所的には別れてもらうって事で話しは終わってしまう。しかもアフォ2人よりずっとアタマもイイだろうから、正面突破はありえない。さらにさらに絞る・絞る・ゴットマーーーーズ!!!

\ チンッ /   閃いちゃった。 あたし天才!!彼とあたしの永遠ハッピープラン・・・

それが、今、画面に垂れ流されているコノ映像って事かぁ。
わたくしはこう見えても(見えないけど)人の親である。しかも娘だ。あと10年もしたら、こんな状況に狼狽するんだろうな。

『お父さん!!娘さんを僕にください。お願いします。』 (古いか?)

ちなみにわたくしは言ってない。もちろんデキ婚でもないし、さらってきたワケでもない。・・・わたくしの話しはどおでもイイ。
仮にこんなクラシックなヤツが来たら、喜んで秘蔵のスコッチを振る舞い、今まで誰にも見せたことの無い笑顔でこう言うだろう。

『人生を一生後悔するか、今すぐ終了するか、好きな方を選べ』

その彼女の父上の心情を勝手に思って・・・

Tous les amants ont de la bonne chance.


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:09Comments(6)ショート・ショート

2012年07月17日

柘榴の華の頃

我が南東北(関東地方)は梅雨明けしましたね。日本一暑い地帯に暮らしていると、酷暑がまたやってくる季節
と思えて、素直に喜べない気がします。

今週末『若葉会(仮)』に参戦させていただきます。問題は・・・暑さか。マーらないようにしないと

なんとなく自分の中で"コンセプト"みたいなモノは固まっているんで、それを試験してみようかと。
いろいろテストしてみたい事がありますが、いかんせん現地でやらないと解らない事だらけで・・・
失敗してもバクハツしないのが唯一の救い。髪型はバクハツしてますけどw

暑さ対策って皆様どおしてるんでしょ?わたくしは暑いのがかなりニガテでね。
首に巻くヒンヤリするヤツも、すぐ温くなっちゃうでしょ?プレート代わりに蓄冷剤ってナイスアイデアなんですけど・・・
オナカが弱いんで、カレー製造機になっちゃうしw しかもプレキャリじゃないし。
ゲーム毎に水でもかぶるか?悩み中。

そういえば、ガスの季節でもありますね。これらの活躍にも期待した・・・いんだけど

いかんせん真っ直ぐさえ飛ばない、リアルカウント、しかも鬼HOP

しかも専用ホルスター持ってないから、ちょいはみ出る。

だが、それがいい。・・・よかねぇよ!!

決めた!!セカンダリーは漢(おとこ)の.357マグナムってみよう。うむ。それがいい。

当日、ご一緒される方、宜しくお願いします。


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:18Comments(0)暇つぶし

2012年07月16日

翼よアレが若かりし日だ

日頃、ご覧いただいている方々、誠にありがとうございます。
お気付きとは思いますが、最近は週休2日でやってます。
あの頃の(どの頃?)勢いは無くなったものの、むしろ『この趣味が自分の一部になってきている』と実感してますし、
ライフワークとして、いつまでも続けていきたいと思います。
長々、何か言ってますが、ネタがないだけなワケです。

しかたが無いので、この連休にあった事なんぞ。

わたくし、こう見えても(見えないけど)二輪のレースをやってました。まぁレースやってたって言うと、
華やかなスポンサーワッペン着けた、ワークスライダーをイメージするでしょうけど、悲しいかな大半のヒトは
本業をこなし、週末に有休届けを嫌味言われながら提出し、金曜に現地入りして・・・なんて流れだと思います。
特にわたくしが参戦してた競技なんて、マイナー過ぎて、午後から4輪の走行会あるから、とっとと解散しろ
的な悲しい場面がチラホラそんなド・マイナーな競技でしたが、楽しかったし本気でした。
仲間も出来て、励まし合い、競い合い・・・。
レースって想像以上にお金がかかります。本当に笑っちゃうくらい。そんなんで、いい歳になると、
1人欠け2人欠けって、居なくなります。それもあり、色んな事情で、格好良く言うと『引退』したわけですが、
たまには『やってみたく』なるんですねぇ。

本番のレースではなくて、いわゆる『練習走行』に混ぜてもらいました。久しぶりなんで緊張しますねぇ。
初めてのサバゲー、フィールドイン状態(笑)ツナギとメットなんて放置してたモノですが、もったえないから使います。
当然、レース車両なんて、もう持ってません。借り物です。『ハスクバーナ450SMR』 はっきり言って乗りこなせませんw
良いんです。『あの時の気分』を味わうだけですから・・・振り回されてましたハハハ。
画像は諸般の事情でないです。(有名なマシンだそうで、借りられて光栄でした)

いいもんです。たまに味わうスリリングな時間。勘違いかもしれないですが、『狙撃』の瞬間になんとなく似てるって
感じたのは、この趣味を始めたからかなぁなんて思いました。

2年ぶりのフル装備・・・暑い。

この後、盛大な打ち上げが行われたのは、ちょっと懐かしくてホロッときてしまいました。

皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 19:23Comments(4)暇つぶし

2012年07月13日

De・de・de・di・di・da・da・

昨日、一昨日とAR系で気をよくしていた。マイナー好きなわたくしだが、AR系だけは「ひねくれモノ」の普通の美意識を
掴んで離さなかった。本当は光学機器を載せない状態が一番好きだが、目が悪い為「索敵能力」にかなり難がある。
しかたなしに、なるべく口径のデカイドットサイトやスコープを使っている(しかもお安いヤツ)
30mmのチューブドットは口径が小さくて、わたくしの目には見づらい。しかし、それより大きい口径のモノになると
高額で数も少ない・・・世の中はウマくできている。常に欲しいと望み続けると、その願いは叶うことがある。
去年の秋、この趣味を始めて間もない頃、それは起こった。

"レプリカ 現品処分 大特価" すばらしい響きである。そもそもホンモノ志向ではないので、使い捨て的なモノでもかまわない。
しかし、わたくし的には、かなり上等な部類にソレは入っていた。よくブログにも登場するコイツだ。

ワルサー トップポイント? 1×45  よそではほとんど見たこと無い

一応金属製、ドットの光量調整や色も変えられる。素人には十分なスペック

決してお気に入りなワケでは無いが、¥1980-だったし、使い勝手も悪くない。「用の美」というか「実用主義」には満足いく品だった。

こんな感じで使い倒した。不恰好だが、戦友のヒトリ



とにかく、見やすくて、使いやすかった。

元々、安物レプリカ。酷使した代償は突然やってきた。『えむよん』の細々とした調整の後、試射を始めて・・・

んっ? 小汚い自家製キルフラッシュが恥ずかしいくらいだが・・・

まぁ100均のアミで創った「使い捨てキルフラッシュ」ナイスだわたくし

よ~く見ると・・・ ズガァン!!レンズ外れとるやないかぁ~い(久しぶりのヒゲ男爵)

次世代のようなリコイルは無いが、スタンダードだって微震動は出る。
あまつさえ、ノーメンテで使い倒したワケだし、安物だし・・・

で、「オペしましょ!!」(どっかで聞いた事ある?)

まぁキャップ外して、ブザイクだが瞬着で固定。再発したら、また直す。

『着いたぁ~!!』(「たま」の太鼓のヒト風)

いや~いがった、いがった。 これで、あと5年は現役だな。

高級志向の方から見たら、お笑いかもしれない。しかし、これが「わたくし流 機械達との向き合い方」 方法があるなら、どんな安物だって直す。
どんな安物だって、「初めて出会ったヤツ」は心の宝物だ。 ウゥゥ恥ずかチぃ!?

そうだっ!!こいつにも名前をあげよう。命名『悪女』(わるにょ) ワルサーって書いてあるし・・・いろいろ面倒起こすし・・・

そんなポエットな午後は過ぎていくのでした・・・


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは



  

Posted by てっぽさん at 22:23Comments(2)無印不良品

2012年07月12日

逆上がりこぼし

昨日の改悪に気を良くしたわたくしは、先月の「ボッチと初心者の会(仮)」で不調だったヤツと対峙していた。
いろいろな要素が考えられるが、コレといった決定的な原因が不明だった為放置していたのだ。

外見ではわからない・・・当たり前か。弾が出ないんじゃ役立たずなわけだし

中途半端な仕様だと最近思っているが、これ以上何をすればいいのか・・・

5,6発撃ったら、弾が出ない。マガジンをトントン・・・また5,6発 この繰り返し

まぁ原因はソコしかないよなぁ。マガジン前後にグラグラするし・・・

テイクダウン!!まぁ見た目じゃワカランのですよ。しかし・・・

分割チャンバー故の悩みなのか、給弾ノズル?の緩み。これってよくあることなの?

とりあえず増し締めして試射。とりあえず1マガジン分は全弾出た(約80発)。ゲームでの使用となると、マイナスファクターが多いから
心配なのは変わらない。メカボはノーマルだし、HOP周りの若干のチューンと気密取りのみ。機械的なトラブルの発生は極力抑えた仕様。
でも、安心できないなぁ。メタルフレーム!!アホか!?そんなゼニあるか?・・・悩むナァ。イッちゃう?

弾速は穏やかですが、HOP窓周辺やらパッキンやらに手を入れたので、集弾性は40mまでならカナリいいんですが・・・
長いし、重たいし、ボルトアクションみたいな「単純な構造からなる絶大な安心感」が無いので、コレ持ってダッシュって個人的には
ナイのですわぁ。射撃会みたにな状況だとベストな『ジェシーライフル』ですが、残念ながら今の仕様ではゲームには向かない気がします。

う~ん・・・カッコウは文句無し(個人的な感想)。この長大なレイルは必要なのか?

とりあえずグリッポッドなんぞ付けたが、使う要素が見当たらない。

長年連れ添ったが一度もフィールドで楽しんだ記憶が無い、せめて一度くらいは戦場で共にしたい気がする。
昨日と違って、解決!!っていかない、ちょっと おセンチな午後でした。


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:34Comments(2)暇つぶし

2012年07月11日

季節外れの七五三

わたくしも人の親である。一応イベントにはそれ相応の仕度をさせてあげたい。それは親心でもある。

そんな事はさておき、なぜ親心について熱弁を振るっているかと言うと・・・

思ったより反響の大きかったICS製コンバットボーイM4『えむよん』を眺めていた。
アタマをぶった切ってヘンテコTANカラーにしたコイツは我が家の子供としては大人しい装いだった。

『うむ。何とかしてあげよう』親心は時としてアダになる。当の本人は着たくも無い半ズボンスーツにソフト帽、引きずる程長い
千歳飴。しかも撮影は長く、永遠に終わらないんじゃないかと感じていた。そんなビターな思い出。

何が変わったかって?まぁ大した変化はしてません。要は「お下がり」

もはや、メーカーの意図した『軽く・お手軽』のコンセプトを見事粉砕。

我が家には変なジャンクが多い。妙なモノを片っ端から買ってみては失敗する。実はコヤツに装着したRAS?RIS?は
実はコレアM16A4のモノ。そこからマルイM16A2(ジュウロ君)にわたり、このたび『えむよん』にわたる。
感のいい閲覧者の方々ならお気づきだろう。そう、『長さが違う』のだ。それをどおやってクリアしたか?

答えは簡単だ『切る』 なんたってオールプラだからな。銃本体と同じ

ノコギリで簡単に切断。驚くべき事に銃もRIS?もマルイ準拠なのだ

簡単なすり合わせの後。問題なく・・・? 問題が発生した。

こいつはリポれない。つまりニッスイ魚肉ソーセージならぬニッスイバッテリーだ
しかし、レイルは好きだが、レイルに何か付ける習慣が無いわたくしにはPEQなどあるわけも無く・・・
こいつは勇み足だ。しかし後戻りは出来ない。

んで・・・あぁ頼んださ!!しょうがないじゃん!!ってキレてみたが、中華のカラッポのやつ
でも7セルのバッテリー突っ込むのに中身を削って、切って大騒ぎ。

結果この通り
ジャン!?ちょっと飛び出したがテープでも巻いて対応しよう。

デキ?見た目なんてこだわり無し。使ってナンボのタイプなので。

さっそく装着。・・・あらっ!?結構イイじゃない。

レイルに何も付けない派(意味無し同盟)だが、ちょっと考えが変わるかも。(ナイナイ)

軽いのがウリのコンバットボーイだが。レイル、補強、PEQでガッツリ重くなった・・・orz

---完成試射---
当たり前ですが、いつもと変わりませんでした。やや前が重くなっただけ。以前は軽すぎて構えにくかったですが、
若干、重くなったので構えやすい気がします。
結局、ガスブロ並みのお値段で、お手軽に使えるのがウリだった「ICSコンバットボーイ」なんだかんだで、いくばくかのお金を使ってしまいました。
スタンダードのM4A1買って、RAS?RIS?付ければ、リポっても平気だし、丈夫だし・・・いやいや考えるな。
もう、済んじまった事だ。しかもこの状態でもMP5元PDWより全然軽いんだから、コレ持って、たまにはアホみたいに
走り回ってみよう。

実物パーツや金属パーツ、たしかに魅力的です。ただ、使ってナンボ的な道具もたまにはイイですよ。ツルシで使ってて壊れたら、
お安いのでショックも少ないでしょうしハハハ・・・(あんま笑えない)

こんな感じで湿度と仲良くなろうと頑張ってる午後でした。アチ~


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:20Comments(2)無印不良品

2012年07月10日

ニカナノヨ・シナシナハイマウ

梅雨の中休みだって?冗談じゃない。こっちは休んでなんかいられないんだ。
容赦なく照りつける太陽、と言うより、メコンデルタの方がもちっとマシなんじゃないか?って気にさせられる湿度。
ウエットだよ!!かなりウエットなんだよ。もっとドライでクールにいきたいんだよ。ひとりで書斎をウロウロしたが
何の解決にもならなかった。それどころか、オヤジ汁よろしく、汗が玉のように滴り落ちた。
ここ最近、『てっぽさんトライアル』が行えない環境になり悩んでいたが、近所のテント倉庫を間借りする方法でクリアした。
・・・つもりだったが、世の不景気には逆らえないらしく、テント倉庫の持ち主も来月で廃業の憂き目に会っていた・・・
『短い間でしたが、お世話になりました』一応あいさつし、置いてあった「トライアルグッズ」を回収する。ご主人は意外にも
穏やかな表情で一言二言話し、倉庫の鍵を受け取り、母屋へ引き上げようとしていた。
突然、ご主人は振り向き、ややテンション高めに叫んだ。
『このテント倉庫いるかい?』
いきなり大声を出されたのと、意外な内容に???状態になったが、すぐに事態を把握した。

『これはチャンスだ全天候型即席20mレンジが手に入る。商売だって可能だ』こちらも負けずにテンションが上がった。

が、すぐにテンションは底値に達した。理由は簡単だ。中古品、廃業特別価格とは言え25m×20m×12.5mの本格的なモノ
とても一介のサラリーマンもどきが、おいそれと手を出せる値段では無い。しかし、もっと重要な問題がある。
サイズだ。南東北の田舎町とはいえ、一応市街地だ。ネコの額ほどの庭しかなく、駐車場だって近所に借りてる。
一体どこにガンダムが入る倉庫を置くって言うんだ?我が家にホワイトベースは無い。ジャブローなんて夢のまた夢だ。
しかし、こんな夢の詰まった入れ物を簡単に諦めきれないのも事実。ご主人に期限はいつまでか?とか搬送の手配は?
なんて事細かに聞いて、『知り合いに声掛けてみます』と一応繋いでおく。・・・問題は山積だ。乗るか反るかデルソルか?
なんて考えながら帰宅・・・。

考えても考えても、うまく行く方法が見当たらない。そんな黄昏時・・・。
何かいつもと違うってか?

始終呑んでるワケじゃ無いです(笑)

縁は異なものアジなものってか?


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:19Comments(4)ショート・ショート

2012年07月09日

転んでも、ただで起きるな

わたくしは飾り気の無い無機質な部屋のすみで丸椅子に腰掛けていた。
白衣の袖が今にもはちきれそうなマッチョ野郎は、まさに膝を付き合わせ講釈を垂れる。
『前から言ってるよね?爺ィになってから困るの自分なんだよ』。
小中学校の同級生だった、この必要以上にマッチョな整形外科医は、わたくしが起こしてきた数々の怪我の治療やアドバイスをくれる
かけがえの無いパートナーのひとりだが、必ずと言っていいほど、得体の知れない気味の悪い飲み物を提供してくれる。
今回も黄緑がかったドロッとした液体に何やらツブツブが浮いている物体がグラスに入っているが、熱弁に耳を傾けるフリをして
横目でその「エイリアンのヨダレ」を眺めていた。
『で、具体的に何がダメで何がいいの?』面倒になったので結論だけ要求した。
こいつもそうだが、経緯を話すと非常に長くなる手合いがいるが、この手合いに結論だけ要求すると、たいてい不機嫌になる。
『あのねぇ、20年以上かけてぶっ壊してきたのはお前なんだよ。その辺わかってる?』 良くわかってる。
何でも手を出し大怪我をして、泣きつく先はお前の所だからな。感謝はしている。しているが、今回はチョット違うぞ。
そもそも、サバゲーで大怪我って余程の事が無いと起きないだろ?「アイプロテクション外してた」とか「崖から転がり落ちた」とか
そんな確率の低い話しじゃなくて、これからのサバゲーライフのための体作りのアドバイス聞きにきてお説教とは・・・
お前はかぁちゃん通り越して神様だな。

『そうだなぁ・・・』さすがにわたくしの勢いに負けて、ようやくアドバイスをくれた。途中、結構自分的にショックな事もあり
「エイリアンのシッコ」を一気に飲み干してしまった・・・オエ 何だったんだアレは?

全く問題の無い上半身は「容赦なくヤレ」のお墨付きをもらったので・・・何してるの

おっさん気張ってます。エアコン無し。窓開かない。暑いよ~

元ハンガーだったコイツ・・・何年前に買ったか覚えてない。

これならジム代 無料・・・まさにプライスレス。

ただし、半年は左手に手袋、グリップはチョイ深め。の指示あり(守れるかな?)

続いてロードワーク。おっさんの事を知っている人はわかりますが、右足がもげそうになった経験アリ。
その後遺症で、ジョッグレベルのスピードだと膝関節が逆に曲がる時があり、ソレやっちゃうと2~3日動かせない(難儀なヤツ)
なので、持久力は諦め、ダッシュ力に重きを置いたメニューを作成。

んで、モノは試しにやってみた。ハァハァを通り越し、危うくマーってしまうところでした。

難アリなのはテーピングが痒いのとテーピングが高い!? ガムテープじゃダメか?

そんな感じで遅れてきたルーキーの梅雨の中休みは過ぎていくのでした。


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:21Comments(2)『鍛錬』

2012年07月07日

Tu as beaucoup de choses manquantes.

まぁ何て言うんですかぁ?『抜け殻症候群』てヤツ?
いろいろエラい目にもあったし(妄想の中だけど)そろそろ明日に向けた一歩を踏み出さないとね。

掃除でもして、気分も新たにステップアッププランでも考えるか!?

・・・現実だったんだ?

小説でした・・・よね?

と、言うわけで明日から『新プラン』を実行したいと思います。


皆様と幸せな時間がいつでも通づきますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:20Comments(2)暇つぶし

2012年07月06日

僕はあの森で本当に見たんだ。(温泉編?)

いつの間にか車は停止していた。何を仕出かすか解らない【禁則事項です】な集団に拘束され、もう何時間経つのか?
あれ以来、誰一人言葉を発する者は無く、20年以上働き続けた車の苦しそうなアイドリングだけが響いていた。

『あ、あのぉ・・・』たまらず言葉を発したが、それを制止する様子は無い。しかし、吐息のかかる距離に複数のニンゲンがいる事は、このわたくしにも分かった。

バサッ!! 急に南国気分の香りがする麻袋は剥ぎ取られ、めまいがするほどの光が襲い掛かってきた。 やがて目もなじんでくると、そこは常識など微塵も感じさせない、おぞましい光景がひろがっていた。
上半身裸でテカテカにオイルを塗った男達が腕組みをし、こちらを食い入るように睨んでいる。

『あのぉ』 フェザータッチで暴発しそうな精神状態の中で我ながらベストなセリフを吐いたつもりだったが、まるで「ここだ」と言わんばかりに、アカデミー賞級のセリフは、ある男の言霊によって掻き消された。

『いいぞぉっ!!筋張ってしっかりしてきたなぁ!?カッチカチに絞って鍛えまくれ!!』屈強な肉体の男はメガネの2人に叫んだ。

元々、細見の身体は明らかに筋肉の陰影が以前よりも増し、ここに至るまでの記録を身体に書き記したかのようだった。
しかし、鍛えられた身体そのものより、やはり目が行ってしまうのは、二の腕にクッキリとついた「フィンガーチャンネル」だった。
いろいろな意味でいたたまれなくなり、目線をそらすと、今度は鍛えられた事による「肉体の変化」と言うより。むしろ「別のモノに変形した」という形容がふさわしい坊主頭が、まるでそこに何も無いかのように、こちらを眺めていた。

『なるほど、ドM-1GPのスコアの違いはこんなところにも出ているのか』 素直に関心していると。
明らかにヒョウ柄のランジェリーを「変態仮面」よろしくバラクラバのように被った男が詰め寄ってきた。

『貴様は逃げるのか!! 今朝まで呑んでたのかっ?どうなんだ!!』

えっ?これってデジャビュ??どこかの森で・・・もう、だめだ。頭がオカシくなりそうだ。目の前にひろがる光景と言葉責めで、不覚にも気を失ってしまった。

気が付くと、もう二度と戻るはずの無い部屋にいた。そこにはわたくし以外、誰もいなかったが、部屋にはギリージュートが散乱し、官能的な女性のトランプ、なぜかメガネのつる。しかも色違いが2本、秘蔵DVDの出演者の年齢がグッと上がったモノに取り替えられていた。
やつらは何もしないで引き上げたが『いつでもお前を見ている』という強烈なメッセージがそこにあった。
窓に駆け寄り、階下を眺める。乱暴にどどめ色を塗られた平成元年式ハイエースがゆっくりと去っていくのが見えた。
よし、何をすべきかは解った。あとはわたくしがヤルだけだ。


もはや、ドM-1GPは関係ない気が・・・

セピアに染まる、メモリーoh !!

● ●  ●   ●    ●

と、まぁ長々とお付き合いいただいた。夜の連続ミリブロ小説も無事に終了しました。主人公の幸多からんこと祈るばかりですが
、現実とのパラレルワールドの事なので関わらないほうが身のためです。

さて、毎回 『ドM-1GP』の後でやっている反省をしていきたいと思います。

まずは---良かった点---

1、森マーパッツ(今、考えた)ほどではないにしろ、一応トレーニングの真似事はしているので、息切れや体が動かないなどの症状は出なかった(マーらなかったし)

2、前回、トレッキングシューズで挑んでエラい目にあったが、レプリカとはいえブーツのおかげで移動は雲泥の差でしやすかった。欲言えば、ホンモノのブーツがほしい・・・

3、「三代目森蔵」のデキはそこそこ良かった。ほんの気持ちホメられた気がする。

以上・・・3つしかない。

んで---悪かった点---

1、移動が遅い。普段、歩かないようなジャングルだったとはいえ、遅い。もっと歩き方、走り方を研究する余地あり。

2、索敵できない。匍匐している相手や潜んでいる相手を見つけることができなかった。 立って歩いている人以外見えなかった・・・

3、行動に移るまでに迷いがありすぎ。対処もいまいち、しかも安直。

4、などなど、挙げればきりがないので大よそ、コノくらいにしておこう。

良い点の1、は完全に自己マンですねぇ、結果が全てを物語っています。つまりトレーニングは足りていない。『増やす』で解決。
2、大した物ではない(レプリカの偽者?)なのに、この違い。楽だ、地面と仲良しになった気がする。本番前に履き込んでナラシたお陰だな。まぁ『手間は惜しむな』って事で。
3、ただし、改良の余地あり。調色が適当に見える。もちっと色味を変えるとしよう。まだ少し厚ぼったいので、全体にではなく必要な部分と要らない部分のメリハリを付ける。

悪い点1、良い点の1、と何やら因果関係がある気がする。持久力は若干付いたが、トルク不足だな、だから早く動けない。やはりトレーニングの増強でいくしかない。
2、は経験不足もあると思う。今年はとにかくゲーム出て、人間が隠れている"画"を脳ミソに焼き付けていく事が思いついた対策。
小さい双眼鏡を持っていったが、ゴーグル越しではあまり役に立たない。目、耳、鼻をゲームに役立つ仕様に向けていこう。
3、も同じく経験不足だ。スタートしてから、最速の敵が眼前に来るまでに結論を出せるようになりたい。『え~とう~んと』なんてやってるから、開始3分で戦死する。即断即決。しかも間違えは許されない。
4、いろいろあったな。まず、デカイのは、せっかくポイントをいただけたのに間違え記入したって事。これは全てに言えると思う。テンパリ過ぎだ、即断即決しかも確認を怠らない。これをクセ付けしよう。
落し物もあったな。ダメさんが奇跡的に拾ってくれたが、あんなジャングルでバトラーキャップなくして出てくるなんて、感謝だけでは済まない。それよりも外れるような固定のしかたをヤメロ。自分で回収したが、装備品が外れるとか、ギャグのようだったな。身の回りを全チェックだ。
他にもあったが、全部書いちゃうとコッ恥ずかしいので、こんなところでご勘弁。これらを次回までにどこまで詰められるか?

と、まぁ今回はノーポイントだったが、楽しかったは事実です。普段のコンクリートジャングルを抜け出し、リアルジャングルでの本気の遊び。
次回までに【禁則事項です】な漢たち(おとこたち)に一泡吹かせるくらいに・・・たぶん泡じゃなくて、違うもの吹くんだろうなぁわたくしの方が!!


引っ張りまくった理由は他にネタが無かった。てのもアル
明日からの事を考えると、あの平成元年式ハイエース(どどめ色)に飛び乗るべきだったのかも知れない。


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:22Comments(4)ショート・ショート

2012年07月05日

僕はあの森で本当に見たんだ。(青春編?)

買い物はナシだ。すぐに荷造りを始める。アイツらの事だ、また善からぬ事を仕出かすに決まってる。
わたくしは大急ぎでトランクに衣類やお菓子を詰め込む。途中、バナナを入れるべきか悩んだが、500円を越えそうだったので辞めた。
今日のコスプレは何にしよう・・・そうだ!?意外に好評だった「レオン」でいこう。こういった状況に最もマッチしている。
いつだったか、ジャンさんに「レオンハーネス」(映画の中で銃やら工具やら吊ってたアレ)のオーダーメイドを紹介されたたが、高額の為ビビッて手が出なかったのを少し後悔した。あの時、買っていたらどんなに良かったろうか?
とりあえず手持ちのショルダーホルスターに緑ヲリャをセットする。遠距離の撃ちあいは鬼キュア達には敵わん、威嚇や隙を作れればいい、6mm×.28を装填しながら、『とにかくストッピングパワーで行くしかない』と呟いた。
コートの裾にはソードオフしたベネリM3ショーティー短小バージョンを仕込んだ。こいつには6mm×.15をセット。まがりなりにもショットガンだ、超軽量弾で散らし、ヤツラがバリケに隠れた隙にダッシュで逃げる。うまくいけば最高の作戦だ。
「レオントランク」の他にスペ太くんを入れたジュラルミンケース、1500mmの大型ケースだが、"戦友"のスペ太くんを置いていくわけにはいかなかった。カシミヤロングコートに見立てた、化繊のコートを7月だというのに羽織り、このクソ暑いのにニット帽を被り、溶接メガネをかけ、
両手にトランクとケースを持ち、すっかり汗だくの「レオンもどき」は慣れ親しんだ部屋を後にした。
おそらく、もう戻る事はないだろう。生きて帰れたら、またここで暮らすのも良いかもしれない。
足早に駅に向かう。電車に乗るフリをしてバスで移動。我ながらナイスフェイントだ。ヤツラも気が付かないだろう・・・。
楽器店のガラスに自分の姿が写る。
『悪くない。かなりイイ線のレオンコスだ。』 気を良くしたわたくしは、まだバスの時間に余裕があることに気付き、カフェに足を向けた。
『ご注文は?』まるでサウナの常連のオッサンみたいな腰タオルならぬギャルソンエプロンのマスターがやってきた。
レオンはイタリア人の設定だが、わたくしはイタリア語がわからないので『Deux tasses café s'il vous plait』ジャンレノにならってフランス語で言ってみた。なぜ2杯頼んだのか意味不明だが、贅沢な感じに満足した。かわりにマスターは困惑していた。
『お客さん、3つの間違えでは?』 おっ?オヤジぃフランス語がわかるのか?いいねぇ・・・何っ!?今、何て言った?3つだと!!
振り返った瞬間!?

ゴスッ!!

頭蓋骨に響く鈍い音と共に、リノリウムの床がとても丁寧に磨きこまれている事が良くわかった。『いい店だ・・・』

・・・・・ゥゥゥゥゥ・・・・・・車は動いている。

カフェでカプチーノは飲み損ねたが、頭から被っている袋が香りだけは満足させるモノだった『ハワイコナだな・・・』
思わず言いかけた瞬間、耳元で『声を出すなっ!!』 またか、またなのか?
今度は何をしようってのか?平成元年式ハイエース(どどめ色)がどこへ向かったか、誰も知らない。

勝利ってのは自分で勝ち取るんだ・・・こうやってな!!

太く、硬く、そして長い・・・まさに漢(おとこ)の勲章

----表彰式&リザルト----
通常なら6回戦で行われる『ドM-1GP』も今回は雨によって5回戦のスコアで決しました。

☆☆☆優勝☆☆☆
(鬼の黒豹)三沢教官・・・4ポイント

初参加ながら教官の面目躍如の堂々たるスコア。ひとりも倒さず平和裏に隠密裏に任務達成。
一見華奢な優男。しかし実体は截拳道の使い手(嘘)、人知れず近づきLMGをお見舞いする。まさに俊足スナイパーキラー!!
スナイパーキラーゆえに、スナイパーとしても優秀という事でしょう。 主催のアッコー中尉より賞品のM24を授与されます。
おめでとうございます。

ここで驚くべき事態が・・・2位の3ポイントが4名もいる。ここは拳で決着を付けよう。

ジャンケンだけどね。(クセはありますが、本当はみなさん紳士です)その結果・・・

☆☆準優勝☆☆
(森を泳ぐ漢)イルカさん・・・3ポイント

前回も好成績を収め(3位) もはや上位入賞が当たり前になりつつある感あり。一風変わったVSRを使用してらっしゃったのが
印象的でした。3位→2位ときたら次回は・・・。賞品の大変高価なグローブが授与されます。
途中までトップだっただけに、最後のゴンちゃんとの相打ちが惜しまれます。
おめでとうございます。

 ☆3位☆
(猛虎ならぬ性虎)ウォーズマン鬼軍曹・・・3ポイント

もはや何も言葉はいらないでしょう。普遍です。 まるで虎がエモノを狩るように、待ち伏せしたかと思ったら、あっという間に居なくなる。そんな印象でした。茶畑組の恐ろしさを体感できる貴重な時間を感謝します。今年の新茶の出来に期待がかかります。賞品は高級極太サラミ
そこを『柔揉(じゅうねん)』する事で深みのあるおいしいお茶が出来あがるようです。
おめでとうございます。

以下、文章のみのご紹介とさせていただきます。
3ポイント・・・(森マーパット1号・2号)JJさん・ダメンフィス特別捜査官(ちなみにどちらが1号なのか現在係争中)
『悪夢の訓練』以来、人格的には崩壊してしまいましたが、「鬼達」が目を細めて、その成長を喜んでいると勝手に思ってます。
賞品はありませんが、皆勤賞で銀ダンが進呈されました。
おめでとうございます。

2ポイント・・・(主催の御二方)アッコー中尉・十兵衛軍曹
アッコー中尉殿、毎回の主催、本当にお疲れ様です。会場の設営から、賞品の準備、進行と、大変頭が下がります。
また次回もお誘いください。
十兵衛軍曹殿、今回は鬼対鬼の壮絶なハンティング、大変楽しく拝見させていただきました。ウォーズマン軍曹殿に徹底マーク
され、「狩られる者」の気分を存分に味わっていただけたと思います。(まるで自分がやったかのようなセリフ)
この調子で次回も潰しあっていただけると・・・わたくしには関係なかった

1ポイント・・・該当者ナシ

0ポイント・・・ハットリさん・ゴンザレスさん・わたくし
ハットリさんはノーポイントながら毎回、敵陣ホワイトボード付近まで進まれてました。次回には台風の目になるのではないでしょうか?
ゴンザレスさんは風貌からもわかりますが、大変心優しい好青年でタイムキーパーや最後には「決死隊」まで名乗り出てくれました。次回、お互いにがんばりましょう。

参加された皆様、大変おつかれさまでした。

これで終わりか?と思った方 甘いわねっ!! 怒涛の『CSI:NY 最終回記念』(関係無し)

次回 『第5回 ドM-1GP 詳細編』をお見逃し無く!! たぶん前半が書きたいだけだと思う。キリッ  

Posted by てっぽさん at 22:13Comments(0)ゲーム参加

2012年07月04日

僕はあの森で本当に見たんだ。(旅立ち編?)

全てが終わり誰もがその余韻に浸っている。ある者は涙を流し、またある者は空を見上げ嗚咽している。
この異常ともいえる状況をただ一人、冷静に眺めていた。この先に何が待っているのか?
わたくしだけがこの先に待ち構えているシナリオを知らされていない。おそらく、いや、絶対に喜ぶべき結果は待っていまい。
なんとかしてこの場から脱出しなければ、しかし、漠然と逃走すれば、トラックをのように疾走するベンジョンソンのような
ウォーズマン鬼軍曹に捕まり、肩口にがっつり食い込む"フィンガーチャンネル"を焼印のように付けられ、まさしく「ヘブン状態」だ
仮に音をたてず、この場を去っても「鬼の黒」三沢教官にあっという間に追いつかれ、至近距離からLMGをくらうか截拳道をお見舞いされる。
運良く見つからない所まで逃げても2000m超の距離からの雷の如く眉間にトンネルを掘られ鬼十兵衛軍曹から"エロトランプ"を貰うのは目に見えている。
CQC・・・敵うかっ!!この中で一番弱そうなのはわたくしだ。どう見たって、昇竜拳っ!?昇竜拳っ!!波動~拳ンン!!!のトリプルコンボ
一撃KOだ。勝ち目は無い。そんなわたくしの不安を知ってか知らずか、森マーパットメガネ’sは『軍曹殿そろそろでは?』と
何か合図を送った。「三人は鬼キュアMAXハード」・・・この際、何でもイイ。が"Kill"のハンドサインを出す。「終わった」短かったが
後悔は・・・アリアリの人生だ。こんなのイヤだ!?助かりたい。命乞いだ!!何でもする。とにかく命だけは・・・
森マーパット(坊主頭)に羽交い絞めにされる、抵抗する力は残っていない。喉を切られてオダブツなのか?
森マーパット(フィンガーチャンネル付き)が近づく。もうだめだ・・・

ドスッ!!!みぞおちに強烈な一発。息が出来ない、薄れ行く意識のなかでヒトツだけ思ったことがある。
『朝のようにスタンガンを使って欲しかった』。

気が付くと自宅のベッドだ。良かったアレは夢だったんだ。そりゃそうだ、あんなオカシな事あるはずないじゃないか。
体中痛いのは寝違えたせいだ、そうに決まってる。悪夢から開放されたわたくしは、それを取り返すためのプランを考える。
イヤな夢を見た後は楽しい事をしよう。そうだ!!買い物だ。今日は久しぶりに散財しよう。それもアリだ。
早速ベッドから飛び起き、着替えを始める・・・現実とは酷い。

きちんと履いていたはずの「リラッくまのブリーフ」は裏返しになっていた。わたくしは今日という日を永遠に忘れまい。

漢(おとこ)なら拳骨で通れ!?

どの拳がいいか選ばせてやる!!

● ●  ●   ●    ●

----最終ラウンド(続き)----
ゴンちゃんの壮絶な最期を見送りつつ、前方の警戒は怠らなかった。途中、ジャンさんロストと言うポカをやったが、眼前のブッシュのどこかに必ずいる。わたくしは時間の許す限り移動を最小限に留め、這い蹲り、耳を澄ませた。
『時間も迫る、もしかしたら迂回したかも?』希望的観測が早く四肢を動かせと急かすが、未だノーポイント、焦って撃ち取られる
わけにはいかない。わたくしは完全に静止し、微かな音も逃さない状態をキープした・・・しかし、気配も音も「安全だ」と語っているように思えた。『頃合だ。』わたくしは覚悟を決めて前進を開始。大胆に、ではなく、あくまでも慎重に、最悪の場合いつでもダッシュ出来る体勢を維持し、
時間の許す限り緩やかに進んだ。
わたくしの移動速度、索敵能力、射撃精度、その全てを織り込んだ「残された時間」がやってきた。やや上体を起こし歩を速めようとした瞬間。

パシッ!?・・・

わたくしの『第5回 ドM-1GP』は終わった。あくまでもクリーンなスポーツだ。到らないとはいえ、ベストを尽くした。
『ヒット!!』 静寂の森の中、響く中年のヒットコール。イメージの世界では、わたくしは、まさに心臓に弾丸をくらい、力なく崩れる。
墓標も何も無い、静寂の森と同化していく・・・カッコウ付けて書いたが、要は「戦死」した。

フィールドより小高い丘にセイフティーがある。とぼとぼ登っていくと、我々の陣地のホワイトボード周りが一望できる。
すでに「戦死」した仲間たちと、いわゆる"天国"から展開を眺める。
すると、わたくしが「戦死」した正面よりジャンさんとダメさんがまるで映画のワンシーンのように、極自然に颯爽と連携しながらボードに迫る。
それは「素人的」に言えば文句無くカッコウいい、揃いのBDU、整った連携、無駄のない動き・・・揃いのメガネ?? えぇっ?

一人が進み、それを自然にカバー。そして、また前進。 『悪夢の訓練』の成果、その後の自己を高める行為。しばし、嫉妬と羨望が入り混じった不思議な感覚でそれを見ていた。
普段の彼等からは大よそ想像できないスキルの高さ、おっさんだから言うんじゃない。本当に敬意を込めて思った・・・
『若い者も捨てたモンじゃない』 
でも、ちょっとだけ悔しいから、セイフティーいた"天国"の仲間たちに言ってみた『いやぁージャンさんは捕捉してたんだけどなぁ』
なんの負け惜しみなのか、言ってどうする? まぁとにかく言ってみたかったんだよぉ・・・そういう時ってあるじゃん?
アッコー中尉がさりげなく『・・・そこの見極めも重要なんだよ』 ガーン!?解ってはいたが、ごもっともです。非常に重みのある言葉
おっさんはちょっとだけ赤面していたのを「三代目 森蔵」で隠した。
そんな おセンチな時間も終了の時が来た。"天国"のゴンちゃんが声高らかに叫ぶ

『終ぅ~了ぉ~』

・・・ねぇパトラッシュ?僕、なんだかとっても眠いんだ・・・(???)

まだまだ引っ張ります。次回の最終回まで待て!!  

Posted by てっぽさん at 22:26Comments(5)ゲーム参加

2012年07月03日

僕はあの森で本当に見たんだ。(後編)

いつの間にか装備一式と僅かな麦茶、食料(ウィダーインゼリー)と共に密林の真ん中に置き去りにされる。
『どこだここは?』思わず声を上げた瞬間。
『声を出すなッ!!!』怒号が森のどこからか聞こえる。近い。まるで耳元で怒鳴られているようだ。
しかも聞き覚えがある。『とある訓練』の時に全く同じ事を言われた記憶が・・・

しかたなく装備を手にし、あてどなく歩き始める。しかし、ドコからと無く刺さるような視線が付きまとう。
見えない相手に監視されているプレッシャーはやがて怒りに変わり、こんな事を続ける意味を見失いかけた瞬間。
森が突然飛び掛り、後ろに引き倒される。2人?2つ?の森はメガネを指先で押し上げながら囁きかけてきた。
『ダメですよ。ヤケおこしちゃ』『ジャンジャン歩かないと』お前らの正体はなんとなく解った。意地でも答えは言わない、
言ったらわたくしの中の全てがオカシくなりそうだから・・・。
森2つに先導され開けたところに案内される。そこには・・・やはり敬称の頭に「鬼」をつけるべき軍曹や教官が意外にも
エロ話しで盛り上がっていた。上納品であろうDVDのジャケットを眺め一喜一憂している様は『あの訓練』とは
想像もつかない健全な一中年として完璧なエロっぷりだった。そこだけは血の通ったニンゲンであると思えた。
しかし、よくよく考えたら、ご飯に味噌汁のような普遍の組み合わせだ。「エロ」と「鬼」そこには現実以外の何者も無い。

『油断してたら、てっぽさんに撃たれちゃうかも?』と談笑。絶対に嘘だ!!。「鬼」達は鼻で笑いながらわたくしをスコープに捕らえ
確実にヘッドショットするだろう。言わば、ネコに弄ばれるネズミだ。しかも何処だか解らないジャングルだ。
とにかく考えろ、今できる全てを捻り出せ。どうすれば打開できる?最善の中の最善を創造しろっ!!
わたくしは覚悟を決め、前に歩を進める。これがわたくしの最善だ。くらえ!!

『おはようございますぅ。今日はよろしくお願いしますぅ』。よくやったわたくし。やればできる。

何が行われているか、もはや語るまい。

この中にヤツがいるんだ!! 本当だっ!? 信じてくれ・・・って誰の事?


● ●  ●   ●    ●     ●

またしても前置きが非常に長~くなりましたが、続きです。

----四回戦----
手前スタート。ウォーズマン「鬼」軍曹が"ウォーズマンスマイル"で嬉々としながら『わたし中央から来るヤツを狩ります・・・』と
彼なら一人でも皆殺しにするだろう。彼はそう言う漢(おとこ)だ。このターン、敵でない事を神に感謝した。竹薮に向かう者、
中央突破を試みる者。おのおのが自分のベストを信じ進軍。
わたくし?ええ・・・このままノーポイントでは能無しの骨頂なので、姑息な作戦を立て、ウォーズマン軍曹に稲刈りをお願いし、
ハットリ氏やゴンちゃんに道を作ってもらう・・・まさに狡猾なヤツを地でいってみました。
前半、中央に陣取り、ウォーズマン軍曹殿のそばで役に立たないであろう援護の真似事を少々。敵影ナシと見るや、まるで
舗装路を走るように、ボードまで戻り狩りの準備。ついていけないのでこのままアンブッシュ。
どうでもいい話しだが、静岡茶畑組は底なしの体力と精力である・・・。
周りでは小競り合いが続き、程よく数も減った。『そろそろ時間だな』心の中で呟き、進軍開始。
まさか、敵もド真ん中を進むとは思うまい。しかし慎重に、時に大胆に進む、進む。
籔をこぎ、立木の根本に滑り込んだ瞬間!?
「ビスッ!!」ドテッ腹に風穴が開いた。
そこそこ近い距離。全く気配が無かった・・・ダメさんにまんまと撃ち取られ、ノーポイントで終了

このあたりから雨脚が強まり、次で最終ラウンドのアナウンス。
まずい。ここで挽回、ではなく、ここで1ポイントを取らなければ・・・

----最終ラウンド----
チーム換え、手前スタート。なんと「鬼軍曹コンビ」が友軍。こうなったら2人に刈り取ってもらって・・・いやいや、他力本願ではなく、
本物のポイントが欲しい。ここはあえて2人のルートを追従せず(まぁ付いて行けないんですが)独自ルートを選ぶ・・・そのルートとは。
「さっきと同じ道!!」アホか?と思ったあなた正解です。が、「奇襲は二回やって初めて奇襲と呼ぶ」みたいな事を誰か言ってたから
まさか同じとこ二回も来ないよね?っていうニンゲン心理をついた作戦。今回は「時として大胆に」を排除。とにかく慎重に行く。
さっきのターンで正面から喰われたので、この際、竹薮は無視。正面に最大限のセンサーを張り巡らせる。それには理由がある。
「ふたりはプリキュア」「鬼軍曹コンビ」が竹薮に吶喊したため、敵側は竹薮に足止めないし、狩られる。つまり、
こちらは正面に集中できる公算だ。  いい!!こいつは我ながら最高だ!!と思い索敵していると・・・竹薮を下りてくる足音ひとつ。
おかしい?プリキュアはそのまま進むはず、こっちへ来るのは当然「敵」
普通のサバゲーと違うので、殲滅目的では無い。当然、戦況に応じて「闘わず、避ける」も重要な戦術。しかも開始前のミーティングでプリキュアが言っていた通り。ポイントリーダーのイルカさんが真後ろを通過している。まるでプレデターを待ち伏せしていたシュワちゃんの心境だ。しかもシュワちゃんと違ってマッチョじゃない。そんなことはどぉでも良い。
スペ太くんは正面を向いている、向きを変えれば音がする。腰の.45は掴むには掴んだがコッキングしたら同じ事だ・・・
呼吸を抑え、低く低く。頼みの綱は「決死隊」を申し出たゴンちゃんだ。ゴンちゃんは最終ラウンドを皆に託し、自らボードの守護神になるべくアンブッシュしている。そんなゴンちゃんに感謝と愛情を感じつつ祈る、祈る。パキッ!?カサガサガサ・・・
イルカさん通過、仰向けになり方向転換、スペ太くんは無理だ.45をコッキング!!イルカさんを探す。
「シュパッ!!」「パシーン!!」ほぼ同時に銃声。頼むゴンちゃん!!生きていてくれ。
『ヒット!?』『ヒット!!』銃声のコンマ何秒後、ゴンちゃんはイルカさんと共に星になった・・・ゴンちゃんいつまでも忘れない、君の勇気に乾杯。ってバカな事言ってる時間は無い。進軍開始。4回戦で撃ち取られたポイントを通過。11時方向、ジャンさんが歩いてる?ヒットか?解らん?わたくしは「迷ったら撃たない」選択した・・・しかし途中でジャンさんロスト。ええぇぇッ!!ライブですかぁ?
後悔してるヒマは無い。索敵を再会する・・・。

最終ラウンド、途中ですが、筆者が個人的に楽しくなってきたので

続きます

  

Posted by てっぽさん at 22:28Comments(0)ゲーム参加

2012年07月02日

僕はあの森で本当に見たんだ。(前編)

ある日曜の早朝、玄関の呼び鈴で起こされる。
こんな早朝に誰だ?物売りなら追い返してやる。
ガウンを羽織りリビングを抜け玄関に向かう。刷りガラス越しに2人の人影、ドアを少しだけ開け様子を伺う。
ダークスーツの男が2人、物腰は柔らかだが、左脇のふくらみは肩から吊った拳銃を物語っていた。
『てっぽさん・・・ですね』サングラスをかけた坊主頭の男が質問する。『そんなヤツはいない。』わたしはぶっきら棒に答える。
周りの空気が僅かにザワついた刹那。メガネの若い男がわたくしの首筋へ何かバチッと一撃。
わたくしは声も出ず崩れ落ちる。薄れ行く意識の中で2人の男達は何か話し合っている。

『・・・会場へは・・・ドM-1の・・・』

そうかこいつらはドM-1実行委員の・・・

・・・・・ンンン・・・
薄暗い赤色の照明があたりを照らしている。重だるい耳障りなエンジン音が連続して耳に入ってくる。

目が慣れてきた頃、周りよりも自分の異変に気が付く。
『ジャングルブーツ?BDU?』しかも自分のモノだ。頭からかぶっているフードはご丁寧にも先日作ったばかりの『三代目森蔵』
いや、待てよ。って事はパンツまで見られたって事か?リラッくまのブリーフを?
そんな事はどうでもいい、今おかれている状況を頭に入れる事が重要だ。
薄暗い中、目を凝らし周りを見る・・・マーパットにギリー・・・ウッドランド・・・見たことあるようなないような・・・

ビーッビーッ!?ブザーが鳴り赤い照明がオレンジに変わる。

誰かが無線でなにやら指示を仰いでいる。『・・・了解であります。まもなく降下地点であります。お任せ下さい。』
その男は振り向き様に怒鳴りつける『総員っ!?降下用ぉ~意!!』
マーパットギリーやウッドランド、空挺ツナギ達は慌しくも俊敏に用意を終わらせる。わたくしは素人だ、しかも何だか解らない
怒鳴りつけるマーパットに声を掛けようとした時、またしても『バチッ』となり崩れ落ちる。

『すんなり降下するとは思わなかったからな』『予定通りです。軍曹殿!?』

なんだぁこのやりとりは?どっかで聞いた事があるぞ。薄れ行く意識の中でヒトツだけ思った事がある

『こいつらにパンツの柄を見られたのか』

意識が戻りかけた時、森に溶け込むマーパットの集団を確かにこの目で見たんだ

夢なんかじゃ無い。確かにこの目で見たんだ。

●  ●   ●    ●     ●

とても長~い前置きでしたが、日曜日は『第5回 ドM-1GP』でした。
天候の悪化が懸念されましたが、5回戦までやれましたので良かったですよ(もっと暑くなってから、やり直しじゃ敵わん)

当日は10名が有志で埼玉県の某所で己の限界に挑戦しました。
時折、雨が落ちるなか、どこまで出来のか心配でしたが、一応おなかイッパイになるまで楽しめました。

----1回戦----
手前スタート。右迂回コースを取り、斜面を登る。先日の下見で危うく遭難しかかった斜面。今度はそうはいかない、なんたって下見してるからね。
そろそろここらが相手のボードの位置、慎重に下る。・・・しかし思ったより手前、もう一山越えるか?誰か2名戦死のため下ってくる。
しめた!?この物音に乗じて尾根を登る『っ!!』誰かいる!!・・・・・むうぅ動けない。見えないが確実にいる。相手は気付いているか?
大体の位置は解った。腰の.45を抜き一発 外したぁ!! 相手はさらに身を低くする。尾根に張り付き身動きが取れない・・・
『終~ぅ了ぉ~!!!』 タイムアップ。立ち上がる。ほぼ予想通りの位置にダメさん。お互いの奮闘を称え時間切れをおしむ・・・
しかし彼の本当のチカラを見せ付けられる序章でしか無い事を今は知らない。

----2回戦----
奥側スタート。下見ゲームでも攻守共にやりやすかった竹薮を目指す。ここは発見されても竹薮のお陰で守りやすいナイスポイントだ。
タイミングを見計らい、ゆっくりと索敵しながら下る。後ろから、音も無く十兵衛軍曹が合流(味方で良かった)前方に敵がいること伝える
しばし睨み合い・・・軍曹殿は進軍を開始。二等兵はただただ付いていく、結局 敵影は無く心臓バクバクでボードに到着
ジャンさんもすでに到着し、7桁のナンバーを記入。ミッションコンプリート!?後は時間まで潜伏だ。
『終ぅ~了~ぉ!!!』
やった!!2回戦で早くも1ポイント幸先いいぞ・・・答え合わせ『メモした数字・・・違います。』エーッ!!!!
ミッション失敗につきポイント無し。
『みんな通る道です。1回書くのではなく、確認をお薦めします』・・・ジャンさん、あなたはもう雲の上のヒトです。さすがです。

----3回戦----
チーム換え、奥側スタート。先程の失敗を挽回すべく、竹薮ルートへ。しかし、スタートしてしばらくルート選びに悩んだため
タイムロスし出遅れて竹薮への崖を登る。・・・シュッ!!パシンッ!?まんまと狙い撃ちされ戦死。
未だノーポイント。

前置きが長すぎたので、後半につづきます。

  

Posted by てっぽさん at 22:43Comments(2)ゲーム参加