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Posted by ミリタリーブログ at

2012年12月14日

天地に喰われる

先日、長々と講釈を垂れ。僅かではあったが出費し、時間を贅沢に使った・・・ギリ子四号機。
はたまた、知り合いのブリーダーさんが廃業されると聞き、彼を助ける意味も込め、冷たい雨の降りしきる中、車を走らせ。
一目見た途端に今までニガテだった事も忘れ、やさしく毛布に包みウチへ連れ帰った事を今も思い出す・・・こてっぽさん(仮)

本来なら全く交わることなくお互いに快適な暮らしが送れるであろう両者が、不幸にも出逢ってしまったがために起きた悲劇。

簡単に説明しよう・・・
冬本番仕様のギリ子四号機を更に完成度の高いモノにしようと塗装を施す。当然、乾燥させるために外に吊るしておく。
ところが、なんたって空っ風が名物なくらいだ。ギリ子四号機は哀れ風に飛ばされ地面に落下。そこは不幸にもこてっぽさん(仮)の目の前・・・

犬について少しだけ話そう。犬はヒトと共に生活するようになって気の遠くなるような時間が経過している。しかし、時間をおって
ヒトに懐いたのでは無いとわたくしは考える。ここからは完全に自論だ、ご静聴いただきたい。(いつもの事だが)

犬は飼いならされて側にいるのでは無い。利他行動のひとつでグループを作る方がメリットがあると考えヒトの生活の中にソレを求めた。
ヒトもメリットを見出し側にいる事を許した最初の動物・・・それが犬だと考える。
これは脈々と子孫のDNAに伝承され、今もなお続いている。それはヒトが作ったモノでは無い。最初から彼らの中にある"野生"だ。
よく「飼いならされたイヌ」と揶揄するが、犬をナメてはいけない。時として彼らは利他行動を取る我々にも野生のキバをむき出しにする。
そう、彼らは従って付いてきているのでは無い。自分の意思でソコにいるのだ。
そしてもうひつの"野生"・・・「狩猟」だ。
犬種によって違いはあるが、大抵の犬は動くモノ、逃げるモノを捕らえようと追う習性が少なからずある。
ボールを投げると追いかけ、咥えて持ってくる。これは一連の狩猟の動作で逃げる獲物を追い、喉元に喰らい付き、グループに持ち帰る。
実に洗練され無駄の無い、まさに"優秀なハンター"なのだ。

犬の話はここまでにしよう(こんだけ引っ張って?)いよいよ話しは核心に迫る。

冒頭に出たギリ子四号が強風に煽られこてっぽさん(仮)のそばに落ちる。利他行動を取るものどうし家族の洗濯モノには噛み付かない。
が、まだ誰も袖を通していないモサモサした物体が風に揺られ目の前を動く。さぁあなたが犬ならどうする?(変な意味じゃないYO)
そう、ヤツの"野生"は爆発したのだ。
ギリ子四号ボロッボロ・・・
「どうだい?」と言わんばかりにこてっぽさん(仮)はドヤ顔で仕留めた獲物の前で座っていた。

あの雨の降りしきる中での出逢い。こてっぽ母に誓った『お前の息子は絶対不幸にしない。絶対にだ!』グルグルと頭を巡る。
やり場の無い怒りと徒労感に貧血が起きそうだが、拳をグッと握りこてっぽさん(仮)に向き直った。

『よしっ散歩でも行くかぁ』 泣き顔なのか笑っていたのかはこてっぽさん(仮)しかわからない。

あんなところに干した自分のミスだ。ヤツは悪くない。16日には間に合わなくなったが作り直すとしよう・・・シクシク

貫徹してここまで作ったが、もう無理だ・・・

結局、フードすら完成しなかった。日曜はノーギリーでフィニッシュです(cv吉田栄作)

真犯人。『許す』とは言ったが、やはり気が治まらん。反省しろ!!

いや・・・やはりお前しかわたくしのスポッターは務まらない。『許す、そして愛す。』


Je suis heureux. Mais il est déprimé quelquefois.


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは  

Posted by てっぽさん at 22:22Comments(2)無印不良品