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Posted by ミリタリーブログ at

2013年09月10日

So to

季節の変わり目、憂鬱な日々だ。
わたくしは以前にも触れたが、だいぶボロだ。
特に膝には末期的なものがある。
定期的に腕の太さがわたくしの足くらいある友人の元へ顔見せに行くのだが、彼は異常なまでの健康指向で
必ず摩訶不思議な飲み物を振る舞ってくれる。
今回もエイリアンのヨダレみたいな黄緑色のドロドロした液体を特大マグに注ぎながら、毎度のわたくしの膝への講義が始まった。
『お前さぁいつも言うけど、爺ぃになったら車椅子生活なんだよ。わかってる?』
わからん
『今はいいさ、でも違和感ていつもあるだろ?多少、時間かけても治すのはアリだろ?』
『手術の後リハビリだって勝手に辞めちまうし…』
そう言いながら奴はエイリアンのヨダレを飲み干した。
『ちょっとキウイが少なかったな』
えっ?ソレってキウイ入ってんだ?せんな味しないぞ。
彼はレントゲンを眺めながらナンタラがどうの、とか
ホニャララがどうした、の続ける。

一方的に話しを聞かされるのは本意では無い。
まるでプロレスラーのような整形外科医に素朴な質問をぶつけてみた。
『んで、わたくしの膝って治るの?』
不意をつかれたトトロは目を丸くして驚いていたが、すぐに反撃をしてきた。
『だからぁ!!お前次第だよ』
よくわからん解答だ。

促されるまま施術台に寝かされ、膝を弄くられる。
基本的にヒトに触られるのが嫌いなわたくしは不快以外のナニモノでも無い。
『あぁ…でも、前より皿は動かなくなったな…』

ジャイアントロボは一頻りわたくしの膝やら腰に文句を付けて、ようやくマッサージは終わった。

彼は医者である以前に友人である。
確かに口煩いがわたくしの躯を心配しての気持ちに感謝したい。
去り際にそのうち盃でも交わそうと約束した。

ドアノブに手をかけ、振り向き様に、何をすべきか素直に聞いた。

『えっ?右肩だっけ?』

おいっ!!10秒も経ってないぞ、病院はお前が行け!!


医者だけに意思の疎通に問題アリか(笑)

電通で話そう  

Posted by てっぽさん at 22:22Comments(3)ショート・ショート