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Posted by ミリタリーブログ at

2013年10月28日

折れぬココロ

わたくしはいわゆるサラリーマンだ。
かつて冷やかしに自分で仕事をしていた時期があったせいか、はたまた元からそんな気質なのか
あまり人の言う事を聞かない。
協調性に欠けた"ネジモノ"の出来損ないだ。
そんなわたくしは世に言う『会社の犬』が嫌いだ。自分を持たず、信念を捨てた奴等
しかし、それは出来損ないから見た一方的な解釈で、青臭い子供染みた考えだ。

わかっている。そんな事は百も承知だ。
三つ子の魂なんとやらで、恐らく今後もこんな感じだろう。

会社に最古参の男がいる。
小さな会社にありがちな『船乗りの病』にしっかり掛かった手合いで、社長・専務は絶対。同僚たちの愚痴やミスは即報告
当然、仲間内では孤立している。仕事自体も微妙な出来だ。

その日はわたくしは、なかなか片付かない仕事を抱え、すっかり遅くなってしまった。
わたくしは一人で残っているものと思っていたが、"奴"がいた。
入社当初は会話もあったが、今ではお互い口を開く事は皆無だ。
わたくしは我関せずと仕事を続けていた。

完全に煮詰まった、参った。

そっとデスクに一冊のバインダーが置かれた。
慌て振り返ると"奴"がはにかんだ笑顔で言った。
『20年分の資料だよ。良かったら使うといい』

お陰で仕事は片付いた。わたくしはお礼を述べ、退社しようとした。
彼は背越しに呟いた。
『私は君のように生きられない、同僚からどう思われてるかも知ってる。こういう役回りは損だが、これが私の仕事だからね』
わたくしは自分のスタイルに拘るのが少しだけ恥ずかしかった。
彼のように内なる信念を他者に語らない生き方もある。
だからこそ、わたくしは自分を変えないことに拘りたいと思った。

なんとなく


結局、何が言いたいのかわからん(笑)  

Posted by てっぽさん at 22:00Comments(6)筆まぶし