2012年07月19日

一撃を外すことができるのは、一撃を放つ勇気を持った者だけだ

昨夜、仕事中にこんな事を言われた。
『てっぽさぁん。アイツに言ってやってくださいよぉ。何にもやらないんですよぉ』
彼は23歳、新卒のホープ。同期のヤツとウマが合わないらしい。

こう見えても(見えないけど)部下がいる。皆、有能だ(・・・) そして若い。若さとは、襲い掛かる矛盾と葛藤との闘いの時期だと
わたくしは思っている。若さ故にいらん問題を起こし、しょーもない事で対立する。まぁそれが仕事だ。

わたくしはこう見えても(見えないけど)若い衆に好かれる。うわべだけなのか、本当なのかは興味ない。おそらく、そんな"軽い"ところが要因だと思う。そんな感じなので、会社も当然、「面倒臭い今時の若者」の面倒見役を押し付ける。大した仕事をしているワケではないので、新人だろうと、退役寸前の老兵だろうと引き受ける。まるで『社内保育園付き老人ホーム』さながらだ。
わたくしは基本的に一匹狼だ。カッコウつけて言っているわけでなく、友達がいないワケでもない。誰といても俯瞰で眺めるのが好きだ。俯瞰で眺めるワリには、感情的で主観で行動する。つまり二律背反に近い、おかしなヤツな事は変わらないが、その一匹狼であるが故に、ヒトを面倒見良く仕事を教えたりはしない。そんな事は面倒で、それなら自分でやってしまう手合いなのだ。ただ、その「放っておく主義」が若者には居心地が良いらしく、やる気の無い今時の若者となんとなく日々を送っていた。時には上司と無駄に感情的に争っている姿を滑稽としてなのか、自分の為に闘う仲間と思っているのか知らないが、とりあえず、うわべの体裁は整ったチームであるのは確かだった。

そんな彼が昨夜放った「一発の凶弾」は普段はどおでもよいわたくしの琴線に触れた。何でわたくしが言わなきゃならん?
基本的に干渉しないのだから、ここだけ突っ込んだ物言いではオカシイだろ?なので、こう言ってみた。

『柿は自分で盗って喰った方が旨い』

当然、キョトンとしていた。わたくしも7割方的外れだと思った。でも、それでいいんだ。わたくしの気持ちだ。
『そぉっスね。』彼はそう言うと席に戻った。真意を解ってほしいとか、そういうのは無い。別にいつもどおりだ。
それ以来、ギクシャクするとか、クチをきかないとかは何も無い、いままでと同じだ。冷たいとか無責任とかそんな難しい事はワカラン。ただの仕事だ。

若いから、とかオッサンだからとかでは無い。ナントカとナントカは紙一重とよく言うが、そのナントカはごく普通にありふれている。

『一撃』を放つガッツを出すために使うな。もったいない

『一撃』を外した勲章がこの一杯だ

熱にやられた哀れなオッサンの戯言でした。


皆様との幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは




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