2012年05月07日

もうひとつのせんそう(参)

片手でタイピングすると 初めてワープロに触った時の事を思い出します

さて 続きです

【熱帯の森】
初めての敵襲で 基地の機能はほぼ失われました かろうじて残った機材を集め 敵の上陸に備えます
入江付近の敵艦からの艦砲射撃が 容赦なく 基地の周辺に着弾します
『爆発ってより 地震みたいだった ズズゥンて地面が揺れるんだ 周り中穴だらけだ』 よく当たらなかったなと思います
ちなみに もうひとりのじいちゃんは 軍属でゼロ戦のエンジンを作っていましたが 避難の途中で 焼夷弾が真後ろに落ちましたが
幸い不発弾で もし爆発していたら わたくしも居なかったわけで・・・今 ここに存在するひとの中には こういう"運"みたいなもので
今 ここに存在するひともいるのですから"運"も実力ってのも あながち迷信じゃないですね
脱線しましたが 戻ります
雨でぬかるんだ道を 馬が野砲を引きます 車輪は轍に沈み 馬2頭と十数人の男達で懸命に押します
『こんなもの置いていけばいいのに』じいちゃんは いつも思っていたそうです
ついに砲兵長?が野砲の破棄を決めました じいちゃんは小銃と弾を50発渡され 『いよいよだな』と覚悟を決めたそうです
偵察隊が戻り ついに 敵が上陸を開始したと伝えられました
将校達は腕組みをし 難しい顔で今後の事を話し合っています
『早く決めねえから こんな事になるんじゃねか』とじいちゃんは数十年たっても怒ってました
塹壕に一列に並び 小銃に弾を込めます 『こんなもん 練兵所でも撃ったことねえよ』じいちゃんと 仲間は小銃の扱い方を 周りのひとに聞き 見よう見まねで準備します
やがて 塹壕の近くに艦砲射撃が着弾し 騒然とした中 海岸の方から 大勢の怒号と足音が近づきます
『まだ撃つな 十分引き付けろ!!』将校が叫びます 『構え!!』将校が軍刀を天に向け正面を睨みます
不思議とじいちゃんは落ち着いていたそうです

一瞬 あたりが静まり返り 『ワーッ!!』と怒号を銃声が周りを埋め尽くし 将校の号令など まったく聞こえない状態でした
皆 塹壕から銃だけ出しては撃つを繰り返し 敵はどのくらい居て 距離はどのくらいなのか?なんて誰も気にするものはいませんでした

それから どのくらいの時間がたったでしょうか 『撃ち方ヤメッ!!』の号令が響きました 周りには多くのケガ人と亡くなった方が
大勢いたと思います じいちゃんはこの辺の事はあまり話したくないようでした
分隊ごとに整列し移動する との事でした まわりでは村人も負傷し 親を亡くした子供が泣いているのが 辛かったと
じいちゃんは泣きながら話してくれました

ワンハンドタイプの疲れと あまりに重い内容のため 本日はここまでで勘弁を


皆様の幸せな時間がいつまでも続きますように

ではでは




Posted by てっぽさん at 22:43│Comments(6)
この記事へのコメント
句読点使わないのはなんでなの?
Posted by ジャン・ジャラジャン・ジャラ at 2012年05月09日 00:59
ジャン様 コメントありがとうございます

説明しましょう
わたくし 作文の類いが大の苦手で いつ句読点を入れて良いか解らない

これが真相です

只今 読書週間なので
『作文の書き方』も 合わせて読んでおきます
Posted by てっぽさん at 2012年05月09日 01:43
さすがに『。』はわかるだろう
Posted by ジャン・ジャラジャン・ジャラ at 2012年05月09日 03:06
『。』だけだと 寂しいかと…
Posted by てっぽさん at 2012年05月09日 03:46
>『。』だけだと 寂しいかと…

キミはなにをいってるのかね????
Posted by ジャン・ジャラジャン・ジャラ at 2012年05月09日 12:27
『、』もひとりで家にいるのはイヤと言ってまして…
Posted by てっぽさん at 2012年05月09日 14:04
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